ベンチャー?大手?インターンシップをベンチャー企業で行うメリットとは?

ベンチャー?大手?インターンシップをベンチャー企業で行うメリットとは?

就職活動の一環としてインターンシップに挑戦するという選択肢は広く一般的になり、インターン生を受け入れる企業の数も増えています。学生の間から社会人生活を経験することができるインターンシップは、就職活動において重要なアピールポイントになるだけでなく、社会人目線での自己分析につながるというメリットもあります。

最近では、大企業だけでなくベンチャー企業、特にスタートアップ企業でのインターンシップも一般的になってきました。ベンチャー企業でのインターンシップは大企業での場合と異なる点も多く、一般的なインターンシップをイメージしていると驚く点もあるかもしれません。しかし同時に、ベンチャー企業でなければ得ることのできないメリットもあります。

今回の記事では、ベンチャー企業でのインターンシップの特徴やメリット、実際にインターンシップを行う際に注意しておきたいポイントなどを紹介します。

大学3年生の岡田君
確かに就活でも大手かベンチャーかは議論されることが多いですが、インターンについても大手かベンチャーどちらを選択すべきかは気になりますね。

就職活動におけるインターンシップ

インターンシップとは、学生が就職活動を見据え、実際の企業においてより実践的な職務体験を行うというものです。数日間という短期間のものもあれば、数ヶ月〜1年にわたる長期間のプログラムもあります。

一般的に短期インターンシップは説明会や勉強会、ワークショップなど体験に重きを置いているものが多く、逆に長期インターンシップは実際の業務を通して企業や社会のことを知る、という位置づけのものがほとんどです。

特にベンチャー企業でのインターンシップの場合は長期インターンが多く、社員と机を並べ、企業内で実務を担当するという、ある意味「戦力」としての働き方が求められることがほとんどと言われています。

ベンチャー企業とは

ベンチャー企業の「ベンチャー」は英語の"Venture"で、冒険的、あるいは投機的な事業のことを指します。つまり、ベンチャー企業は安定性よりもむしろ革新性に重きを置いた事業を行う、チャレンジングな企業のことを指します。

既存のビジネスの枠組にとらわれない新しいビジネスモデルへの挑戦や、新技術を活かした全く新しいサービスの提供などを担う企業がこれに含まれます。ベンチャー企業は若い企業も多く、設立後23年程度の特に若い企業のことをスタートアップ企業と呼ぶこともあります。

ベンチャー企業でインターンシップを行うメリット

ベンチャー企業と既存の大企業では扱う事業の性質が大きく異なります。そのため、業務を担っているスタッフや企業全体の雰囲気にも差が見られます。

これは、インターンシップを受け入れる姿勢やインターン生との接し方にも現れます。そのため、ベンチャー企業には、ベンチャー企業でしか体験できないメリットがあります。

ベンチャー企業でインターンシップを行うメリットには、次のようなものがあります。

やりがいのある仕事を任せてもらえる

ベンチャー企業でのインターンシップでは、学生であっても「戦力」としての働きを求められていることも少なくありません。そのため、実際のサービスや会社運営にとってなくてはならない重要な仕事を任されることもあります。

企業のビジネスに寄与できていることを直接実感できるような、やりがいのある仕事を任せてもらうことも珍しい事ではありません。学生という立場でありながら、業務にやりがいと誇りを感じ、主体的に取り組むことができるでしょう。

インターン生の裁量が大きい

ベンチャー企業の多くは、まだ確立していない市場で戦っています。そこには前例やセオリーもなく、常に新しい発想や思いつきが必要となります。そのため、ベンチャー企業で働く社員は誰もが独自の意見をもち、提案していくことが求められています。

これは、インターン生に対しても同様です。企業やビジネスを成長させることができる発想が浮かんだときに、その提案を受け入れる姿勢がベンチャー企業にはあります。

例えば、インターン生が何かアイデアを閃いた場合、担当の社員さんに提案すればその社員さんはしっかりと聞いてくれます。そのアイデアが採用する価値のあるものでかつタイミングが合えば、自分が提案した事業を自分で担当することもあり得るのです。

学生のうちからこのような経験ができることはなかなかない、大変貴重な経験となるでしょう。

社員や経営陣との距離が近い

ベンチャー企業、特にスタートアップ企業の場合、社員数が限られている、少数精鋭で運営していることも少なくありません。数人〜数十人といった規模の企業でインターンシップをすることもあるでしょう。

このような「顔の見える」人数で働く場合、インターンシップ担当の社員だけでなく、社員全体、場合によっては経営陣や社長との心理的距離が大変近いこともあります。

例えば、業務の提案を直接社長にさせてもらう機会が得られたり、ランチや終業後、経営陣と食事の場に誘われることもあります。

普段から距離が近い分仕事上のコミュニケーションもスムーズにいくだけでなく、社員や経営陣の体験談や考えに触れることで、ビジネスの奥深さを知ることもできます。特にベンチャー企業の場合、他の企業とは少し違った経歴や実績を持った人材も多く、様々な刺激を受けることができるでしょう。

ビジネスの全体像が見える

大企業の場合、提供するサービスに関わる業務内容は細分化され、実際の仕事は分業で行っていることがほとんどです。そのため、企業の規模が大きくなればなるほど、自分の行なっている業務とビジネスの全体像が遠く、イメージしづらいという傾向があります。

その点ベンチャー企業は前述の通り少数精鋭で行なっていることが多く、一人のスタッフがいくつもの業務を担当します。平行業務は大変なこともありますが、その分ビジネスの全体像が意識しやすく、また、ビジネスに対する自分の貢献度も実感しやすいというメリットがあります。

加えて、ビジネス全体がどのような仕事の組み合わせで成り立っているのかを理解することは、その後社会に出て働く際に強い武器となります。

企業やサービスの成長を実感できる

ベンチャー企業、特にスタートアップ企業の成長スピードは大変速いです。インターンとして関わる数ヶ月〜1年くらいの間にも、その企業やサービスを取り巻く状況は目まぐるしく変化することでしょう。

社員の数が増えたり、オフィスが広くなったりといった目に見える変化や、あるいは会員数や売り上げが大きくアップするといった数値的な変化に日々出会うことでしょう。もしかすると、自分が関わったサービスのリリースに立ち会うことができたり、自分の担当したキャンペーンが目標達成するところを見届けられるかもしれません。

このように、その企業やサービスの成長を間近で見て、実感することができるのは、ベンチャー企業ならではのやりがいと言えます。

人脈を広げられる

社員や経営陣とのつながりは、インターンシップが終了した後にも自分の人脈として残ります。人脈は、社会に出た後様々な形で自分に戻ってきます。

起業やフリーランスとしての独立を考えている人にとっては、同業種内でのつながりは何よりも大切にしておきたいところです。スタッフとしてどこかの企業に入社する場合にも、社会とのつながりは幅広い情報を得る元となったり、柔軟な発想を生んでくれたりします。

また、インターン生同士のつながりも人脈と言えます。ベンチャー企業でのインターンを希望する学生は総じて向上心が高く、チャレンジ精神の旺盛な人材が多い傾向にあります。それぞれが就職活動を経て社会に出る形は様々でしょうが、横のつながりはやがて必ず自分の糧になります。

しかも、そのような多彩な人材とつながる機会は、社会に出てからはなかなかない貴重なタイミングと言えます。

そのまま内定につながる可能性も?

中には、インターンシップ終了時に「来年からうちで働かないか」といったスカウトのような声かけを得た、という経験談もあります。「選考に参加しないか」という誘いだけでなく、その場で内定をもらえるケースもあるといいます。

もちろん、その企業で働きたいと思わなければ、提案は断って問題ありません。

ベンチャー企業でインターンシップを行う際に気をつけたいポイント

ベンチャー企業でインターンシップを行う際に気をつけたいポイント

このようにメリットの多いベンチャー企業でのインターンシップですが、気をつけておきたいポイントもあります。

せっかくの機会をより良い時間にするため、あるいは体験が逆効果になってしまうのを避けるため、次のポイントに気をつけてインターンシップに臨みたいところです。

学業とのバランスを意識する

ベンチャー企業でのインターンシップにおいては、任される業務量や責任が重くなりがちという特徴があります。中には社員並みのコミットメントを求められることも少なくありません。

任される業務もやりがいがあり楽しいと感じるものであることも多く、またやればやるだけ評価につながるため、熱中して業務にあたることも少なくないでしょう。

しかし、その結果インターンが生活の中心となり、学業が疎かになるようなことがあっては要注意です。

インターンに熱中しすぎて単位を落としてしまった、あるいは卒業できなかったなどということがないよう、学業とインターンシップのバランスをしっかりと意識して調整することが大切です。

できないことは無理せず正直に伝える

ベンチャー企業の多くは実力社会であり、能力がある人にはどんどん仕事も責任も与える、という風土の企業も少なくありません。そのため、インターン生に対してもそのように取り扱われることがあります。

頑張れば頑張るだけどんどん仕事を任されて、気づけばキャパオーバーという事態は避けたいところです。

自分でできる量を見極め、できないと感じられる分については正直に相談しましょう。

キャパシティを正しく見極めることも、社会人にとっては重要なスキルの一つです。インターンシップを通じてまたひとつ貴重な学びを得ることができた、と受け止めることが大切です。

お客様体質は捨てる

人数とノウハウが十分にある大企業と違い、ベンチャー企業でのインターンシップにおいては研修や教育制度が十分でないこともあります。座っているだけで何かを教えてもらえたり、指示に従っていればプログラムが進んでいく、ということは基本的にはありません。

わからないことがあれば自分から確認する姿勢が必要ですし、任された仕事をどう進めるのが最適なのかは原則自分で考える必要があります。

最初のうちは大変かもしれませんが、お客様体質を捨て自主的に関わることで、社会人として必要になる能力は飛躍的に成長することでしょう。

自分を成長させたいなら、ベンチャーでのインターンがおすすめ!

ベンチャー企業でのインターンシップはやりがいと責任の多い、より実践的な内容となっていることがほとんどです。学生の体験プログラム程度に考えていると、壁にぶつかることもあるかもしれません。

しかし、これらの壁は、就職して社会に出た際に多くの人がぶつかる壁でもあります。そして、それは乗り越えればその先には「成長」という大きな成果が待っている壁でもあります。

「お客様」としていろいろな経験をさせて「もらう」インターンシップとはやや異なりますが、社会人としての基礎やスキルを身につけ、自分の成長を目指すのであれば、ぜひベンチャーでのインターンシップも検討したいところです。

大学3年生の岡田君
なるほど。自己成長の観点でインターンを行うのであれば、ベンチャー企業は良さそうですね。凄い成長できそうなイメージが付きます。

Connect Intern平尾

そうですね。裁量持って経営に近いところで経験を積めるベンチャー企業でのインターンシップは、多くのことを吸収できる非常に有意義な時間になると思います。

ベンチャー企業でインターンシップを経験し、就活で大手・ベンチャー企業を再度考えてみてはいかがでしょうか。

 

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