インターンシップに参加するのが不安。。。緊張を和らげる方法

インターンシップに参加するのが不安。。。緊張を和らげる方法

インターンシップとは、学生が就職活動の一環として、興味・関心のある企業で一定期間働いてみるための制度です。就職活動中の学生にとっては初めての社会経験となることも多く、緊張することでしょう。

特に志望度の高い企業でのインターンシップの場合、「失敗したらどうしよう」「なんとか好印象を持ってもらいたい」と気負うため、強い緊張を感じる人も少なくありません。緊張は適度であれば集中力を高めパフォーマンスに良い影響を及ぼすと言われています。

しかし、過度になってしまうとむしろ注意力は散漫になり、いつも通りの力さえ出せなくなってしまいます。初めて企業のオフィスで就業体験をするインターンシップにおいて、そしてその後の就職活動において過度の緊張を避け、最高のパフォーマンスを上げるにはどうしたら良いのかご紹介します。

なぜ人は緊張するのか

そもそも緊張とはどういう状態なのでしょうか。

人の体には、自律神経と呼ばれるシステムがあります。簡単にいうと、緊張状態とリラックス状態のバランスをとっているシステムです。緊張状態は「交感神経」が強い状態と言われ、呼吸が速くなったり、胸がドキドキしたりします。逆にリラックス状態は「副交感神経」が強い状態と言われ、脈はゆっくりに、呼吸は深くなります。

交感神経は、何かに強く集中したりするとその働きを強め、瞬間的なパフォーマンスを最大化するためにあります。血液のめぐりを速くし脳に血液を集めるため、その一瞬のパフォーマンスは高くなりますが、その状態が長く続くと疲れてしまいます。緊張するということは大変パワーのいることです。人は、ずっと緊張し続けていることはできないのです。

緊張とは、交感神経特に強くなった状態です。人が緊張状態になるのは、強い集中力が必要な状態だと無意識に感じているためです。

インターンシップの場合、「成果を上げて良い評価を得たい」とか、「絶対に失敗したくない」という強い思いから交感神経が強くなり、緊張を感じるのです。

つまり、緊張するということは、それだけ強く願う何かがあったり、目の前のことに真剣に取り組んでいるということなのです。

緊張を和らげる方法

前の項でも書いた通り、適度な緊張は集中力を高め、パフォーマンスを上げてくれます。しかし、緊張が過度になってきたり、あまりにも長時間持続する場合、体は疲れ、注意力は散漫になってきます。

そのため、強い緊張を感じた際には、意識的に緊張を和らげてあげることが大切です。インターンシップの場ですぐにできる方法として、次のような方法がおすすめです。

深呼吸を意識する

緊張状態になると、人の呼吸は自然と速くなります。その結果呼吸が浅くなり、酸素が足りない状態となってしまうこともあります。

緊張を感じた時には、意識して深呼吸をしてみましょう。体に酸素が行き渡り、ゆっくりと緊張が解けていくことでしょう。

気分が高まる/リラックスできる音楽を聴く

いつも聞いている音楽を聴くことも有効です。とにかくリラックスしたいなら、落ち着いた曲調の、クラッシックや歌詞のない音楽が良いでしょう。適度な集中力を保ちたいのであれば、少しアップテンポで、ポジティブな歌詞の曲を選びましょう。

どちらにしても、普段から聴き慣れた、好きな曲であることが大切です。

リラックスできる香りを嗅ぐ

リラックス効果のある香りを取り入れることも有効です。オレンジの香りやラベンダーの香りなどがおすすめですが、自分の好みの香りであることが最も大切です。

アロマオイルをハンカチに染み込ませておくと、いつでもさっと取り出せるため便利です。

心が落ち着くアイテムを見る

見た瞬間に頬が緩んでしまうようなものはありませんか。ペットの写真やお気に入りのキャラクター、好きなアイドルの写真でも構いません。親友の変顔写真でもいいんです。

見た瞬間に一瞬でも緊張を忘れ、リラックスできるようなものを用意しておき、ここぞという時に取り出して見てみると効果は抜群です。

ストレッチをする

緊張していると、無意識のうちに体は硬く縮こまっています。逆に、体をほぐしてあげると、いつの間にか心の緊張もほぐれていくものです。

控室での待ち時間やお昼休みなど、ちょっとした時間を見つけてストレッチするだけでも、グッと心が軽くなるのを感じます。

成功体験を思い出す

緊張すると、無意識に過去の失敗やうまくいかなかったことが思い出され、どんどん緊張が悪化してしまうという人がいます。そういう時には、意識して過去の良かった思い出を思い出すようにしましょう。

特に、受験に成功した時の思い出や何かを成し遂げた思い出など、「成功体験」と呼べるものを思い出しましょう。「私ならなんとかなる」という自信が湧いてきます。

今の気持ちを書き出す

手帳やスマートフォンに、自分の素直な気持ちを書き出すことも有効です。「不安だ」「失敗したらどうしよう」「怖い」など、ネガティブな感情のまま書き出して良いのです。

文字として書き出してみると、不思議とその感情を客観視できるようになります。その結果、いつの間にか書き出したネガティブな感情は減っていき、心が落ち着きを取り戻してくれます。

無理矢理にでも笑顔になる

緊張した時には、無理にでも笑いましょう。表情は人の感情を写すものですが、逆に、先に表情を作ることで心もその感情になることがあります。緊張した時、不安な時ほど顔だけでもまず笑顔になれば、不思議と気持ちもついてくるものです。

緊張を和らげる食べもの・飲み物

緊張している時には、緊張を和らげる働きのある食べ物や飲み物を摂ることも有効です。特に、温かい飲み物は体の緊張をほどき、リラックスさせてくれる効果があると言われているため、積極的に取り入れたいところです。

また、食べるために「噛む」という行為にも意味があります。顎に力を入れて噛むことで脳が刺激され、活性化すると言われています。緊張して他のことは考えられない状態になっている時には、しっかりと噛んで食べることで、脳に刺激を与え、過緊張の状態を和らげることができるでしょう。

好きな食べ物や飲み物を摂ると、その香りや味で脳が刺激され、リラックス状態になる効果が期待できます。いざという時に備えて、「これを食べると安心できる」というちょっとしたものを用意しておくと良いでしょう。

また、次に紹介するような飲み物・食べ物には、特にリラックス効果が期待できると言われています。当日の朝食や職場でのランチなどで上手に取り入れたいところです。

ココア・チョコレート

ココアやチョコレートのストレスに対する効果は、ここ数年注目を集めているため、知っている人も多いでしょう。ココアやチョコレートの原料となるカカオには、「テオブロン」と呼ばれる成分が入っています。この「テオブロン」が、ストレスや緊張状態を軽減する効果があると言われています。

温かい飲み物にもリラックス効果がある他、糖分は脳を動かすための重要な栄養源でもあります。オフィスに入る前にカフェでホットココアを飲んだり、休憩時間にチョコレートを一粒口に入れたりと、シチュエーションに合わせて上手に活用してください。

ホットミルク

ホットミルクにもリラックス効果があるというのは有名な話です。牛乳に含まれる「トリプトファン」という成分は体をリラックスさせるホルモンの原料となる物質と言われています。また、リラックスするためには、脳内物質である「セロトニン」という物質が不可欠ですが、牛乳は、そのセロトニンの原料となるトリプトファンの他、セロトニンを合成するために必要なビタミンB6を多く含んでいると言われています。

ホットミルクが苦手な人は、カフェオレやミルクティーでも構いません。乳製品を上手に使って、リラックスできるティータイムにしたいところです。

ナッツや乳製品、バナナなど

セロトニンの原料となるビタミンB6は、乳製品のほか、ナッツやバナナにお多く含まれていると言われています。インターンシップの時間内にこれらの食品を摂ることは難しいでしょうが、ランチの後にちょっとつまめるよう、少量のナッツや一口チーズなどを用意しておくのも良いでしょう。

バナナは食物繊維や糖質も多く含んでおり腹持ちも良く、しかも消化にも優しい食べ物です。緊張が強くて食欲がないという時には、朝食やランチの代わりにバナナだけでも食べておくことをお勧めします。

食欲がない時には刺激の少ないものを

緊張状態にある時に無理して食べる必要はありません。緊張すると、胃や腸といった消化器官は上手に働かなくなります。そのため、食欲がないのに無理をして肉類や油分の多い食べ物をとってしまうと、お腹が痛くなったり、気持ちが悪くなってしまう可能性も考えられます。

ただし、全く食べないというのはお勧めできません。緊張状態にあると、脳をはじめとした全身はいつも以上にエネルギーを必要とする状態になります。そのような時に栄養を全く入れられないと、集中力が低下し、思わぬミスにつながりかねません。

また、胃が空っぽになることで胃酸が胃を刺激して胃痛になってしまったり、ひどい時には脳のエネルギー不足から低血糖状態と呼ばれる状態になり、めまいがしたり、倒れてしまう可能性もあります。

食欲がない時には無理せず、お粥やバナナ、プリンなど、消化に良く栄養価の高いものを食べるようにしましょう。どうしても食べられない時には、少しはちみつを入れたホットミルクだけでも構いません。

新しい経験は誰もが緊張するもの!

学校やアルバイト先とは違い、企業のオフィスという場所は独特の雰囲気が流れています。初めてそのような場に飛び込むのですから、インターンシップにのぞむ学生は誰もが緊張しています。

平気そうに見えている周りの学生だって、みんな緊張しているのです。それを意識するだけでも、少し緊張が解けることでしょう。

何度も書きますが、緊張は適度であれば悪いものではありません。今回紹介した方法を上手に取り入れ、緊張が過度にならないようにバランスを取ってみてください。

体を強張らせる「悪い緊張」を解消し、「良い緊張」を味方につけることで、高いパフォーマンスを発揮し、より有意義なインターンシップでの体験ができることでしょう。

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