- インターン用の保険って入る必要あるのかな?
- インターン用の保険の加入方法について知りたい
保険に加入していれば、万が一企業や第三者に損害を与えてしまった場合や、自分が被害を被った場合に、補償されるメリットがあります。
インターン用の保険に加入することにより、安心してインターンに臨めるようになりますよ。
この記事では、インターン用の保険の概要とインターン参加中のリスクだけでなく、保険の種類について詳しく紹介していきます。
インターンの保険とは?
保険と聞くと、生命保険や自動車保険のイメージが強い人が多いかもしれません。どの保険も人の生命や安全のために設けられた制度で、自分だけでなく、相手への損害も補償してくれます。
インターンの保険に加入すれば、もしもの時に安心です。例えば、以下のような事態が起きても保険に入っていれば補償してくれます。
- インターン参加中に、怪我をしてしまった
- 企業の備品を誤って壊してしまい、弁償しなくてはいけなくなった
- 他の参加者に怪我を負わせてしまった
長時間仕事をしていれば、何らかのトラブルや事故が起こりうる可能性があったり、損害を与えてしまうことも考えられます。
インターンの保険は、保険会社にもよりますが、最短1日から申し込みできる保険もあります。中にはインターンシップの保険が本当に必要なのか、疑問に感じる人もいるかもしれません。
インターンシップでも適用される保険はあるので、保険内容を確認した上で、加入するか判断するのが賢明です。
インターン参加中のリスク
インターン参加中のリスクに関して、以下の3つのリスクがあります。
- 怪我で自分が被害を被る可能性がある
- 企業に不利益を与える可能性がある
- 第三者に不利益を与える可能性がある
自分の身を守るだけでなく、企業や第三者に損害を与えてしまった場合にもインターン用の保険に加入していると安心です。
怪我で自分が被害を被る可能性がある
インターン参加中に、企業側の過失によって自分が被害を被る可能性があります。例えば、「通勤途中に事故に遭って怪我をした」「社員や他の参加者の不注意で怪我をした」などのケースが考えらます。
また、企業の過失でなくても、業務中に転倒して怪我をすることもあるかもしれません。このような時に、保険に加入しておけば、怪我の治療のために保険が適用されるので安心ですよ。
企業に不利益を与える可能性がある
インターンに参加した際に、気をつけたいのが企業への不利益を与えた場合です。例えば、「会社のPCやスマートフォンを壊してしまった」「大切な書類を破棄してしまった」などが考えられます。
損害が大きくなければ、許してくれる可能性もありますが、PCのようにお金のかかるものだと弁償しなくてはならないことも。
また、形がある物以外にも、インターン中に知り得た情報が外部に漏れてしまった場合に、賠償責任が求められることがあります。
意図してやったことでなくも、責任を取らなければならないこともありますが、保険に加入しておけば保障が適用されます。
第三者に不利益を与える可能性がある
インターン中に人にぶつかって怪我をさせてしまったり、ぶつかったことが原因で業務に支障が出ることも考えられます。
インターン中に第三者に不利益を与えることはあまり多くはないですが、もしものときに備えて保険に加入しておくと安心ですよ。
インターン用の保険の種類
インターン用の保険の種類は、大きく以下の4つに分かれます。
- 学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)
- 学研災付帯賠償責任保険(付帯賠償)
- 災害傷害保険
- 損害賠償責任保険
インターン用の保険と言っても、保険ごとに特徴や補償内容、金額などが異なります。また、大学経由で申し込むのか、個人で民間の保険に申し込むかでも変わります。
自分が求めているものを明確にした上で、自分に合った保険を選んでください。
学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)
学生教育研究災害傷害保険は、学生が教育研究活動中に被った被害に対して必要な給付を行う保険です。災害保険の一つで、インターン中に災害による怪我をした場合、その怪我に対して補償がされます。
教育研究活動中と聞くと、学業かと思われる方もいるかもしれませんが、インターンも適用され、保険金もしっかり支給されますよ。
また、災害に関係なく、インターン中に起きた怪我についても補償されます。インターンだけでなく、大学生活を通して加入できる保険です。
学生教育研究災害傷害保険に加入すれば、学内での怪我も補償されるので、自分の身を守れます。
学研災付帯賠償責任保険(付帯賠償)
学研災付帯賠償責任保険も、同じくインターン中に加入できる保険の一つです。学研災付帯賠償責任保険は、以下の場合に適用されます。
- 学生が学校行事や課外活動、通学時に他人に怪我を負わせてしまった
- 企業の物を壊してしまった
損害補償の一種で、学校内で起きたことだけでなく、インターン中に起きた事故についても補償が適用されます。
通勤や通学中にも適応しており、インターン中の企業への行き帰りも事故にも対応しています。企業の備品を壊してしまった場合にも適用されるので、インターン中に誤って企業の物を壊してしまった場合も補償が受けられます。
どんなに気をつけていても、誤って物を壊してしまったり、他人を怪我させてしまう可能性は誰にでもあります。万が一の際に、加入しておくと安心できるのでおすすめです。
災害傷害保険
災害障害保険は、民間保険の中でも人気のある保険の一つです。偶然起きた事故で怪我をした場合でも、医療費が損害額に応じて補償されます。
例えば、インターン通勤中に事故に遭ってしまうように、自分が怪我をした場合に適用されます。また、長期インターンでは正社員と同じように労働するケースもあり、この場合は労働災害保険が適用される可能性も。
しかし、短期インターンでは適用されないことが多いので、自分の身を守るために加入しておくと安心ですよ。
損害賠償責任保険
損害賠償責任保険は、第三者に損害を与えてしまったときに補償してくれる民間の保険です。会社の備品や物を壊してしまった場合にも、適用されます。
保障範囲や金額に関しては、保険内容によって異なるので、事前に保険会社に確認することをおすすめします。この他に、インターン先が指定した保険会社に加入するケースもあります。
まずは、インターンの募集要項や確認します。その上で、保障内容や金額だけでなく、事前にどの保険に入る必要があるのか、どのくらいの期間入るべきなのか確認すると良いですよ。
インターンの保険の加入方法
インターンの保険の加入するには、「キャリアセンターで申し込む」方法と「大学生脇で申し込む」方法の2つがあります。
それぞれの加入方法について紹介します。
キャリアセンターで申し込む
1つ目は、キャリアセンターで申し込む方法です。学校によっては就職課や就職センターなどと呼び方は異なりますが、基本的に学生のキャリアを支援してくれる場所だと考えましょう。
学校が学生教育研究災害傷害保険を取り扱っている場合は、キャリアセンターが窓口になっているケースが多いです。
また、事故が起きた場合も窓口であるキャリアセンターに、事故の詳細を話す必要があります。キャリアセンターで申し込む場合は、事前に何が必要かを確認し、所定の手続きをしましょう。
大学生脇(生協)で申し込む(個別の場合)
2つ目は、大学生脇(生協)で申し込む方法です。個別で申し込みをする場合は、大学生脇に問い合わせをしましょう。大学生協でも「学生総合共済」という保険の加入を受け付けています。
自分の怪我の保障である生命共済だけでなく、火災共済や賠償責任保険にもプラスして加入できます。大学生協を利用するメリットは、保険料が高額でないことと、他の保険を探す手間を省けることの2つです。
賠償責任保険に関しては、相手がいる場合円滑に交渉を行うために、示談交渉サービスも備わっています。
また、大学生脇(生協)であれば、学校に行ったついでに立ち寄れる利便さもあります。
「学生総合共済」以外にも、大学生協から他の保険について紹介してもらうこともできるので、まずは相談するのがおすすめです。
保険加入時の注意点
インターン保険に加入するときに注意すべきなのは、学研災保険も付帯賠責も大学経由で申し込む必要があるということです。
インターン参加中に事故や怪我をした場合、「大学経由で申し込んだインターン」でないと保険が適用されない可能性があります。
人によっては企業HPから直接インターンに申し込む方もいますが、この場合は保険適用外になる可能性が高いです。
個人でインターンに申し込む場合は、民間の保険に加入するのがおすすめ。民間の保険には、さまざまなものがあるので、自分の条件に合った保険を選ぶようにしましょう。
まとめ
インターンシップ開催前に、インターン用の保険に加入していれば、万が一の際に、さまざまなリスクから自分の身を守れます。
お金はかかりますが、保険に加入することで安心してインターンに参加できるメリットがあります。インターン用の保険には、さまざまな種類の保険があり、保険によって内容や金額も違います。
この記事の内容を参考に、それぞれの保険の内容を比較した上で、自分に適した保険を選んでくださいね。
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