インターンの感想文って何を書くべき?人事に好印象を与える例文とは?

「インターンの感想文は何を書けばいい?そもそも送るべき?」と思う人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、インターンの感想文は企業側へ好印象を与えられる可能性があるため書いた方が良いと言えます。

しかし、「ただの感想」を書いてしまうと印象が悪くなる可能性があるため、書く時の注意点や書き方を理解することが大切です。

そこで今回は、例文付きで感想文を書く際のポイントや送り方まで解説します。

インターンの感想文ってなぜ必要?


企業の多くはインターン最終日または実施後に何らかの形で感想を求めますが、インターンの感想文を面倒に感じてしまい、適当な内容を書くことはNGです。

また、インターンの感想文を書く意味を理解しないまま書いたとしても、人事に響く感想文にはなりません。

感想文を書く意味は主に以下の4つの意味があると言われています。

感想文を書く意味
  • 感謝の気持ちを伝えるため
  • 人事へのアピールに繋がる
  • 企画側は次回以降のインターンに活かせる

    それでは詳しく解説していきましょう。

    感謝の気持ちを伝えるため

    インターンへ参加させてもらったことに対する感謝の気持ちを伝えるために、インターンの感想文を書く必要があります。

    企業側は認知度向上や仕事への理解を深めて貰うためにインターンを開催しますが、企画・準備・実行に至るまで多大なるマンパワーをかけてインターンを実施しています。

    そのため、貴重な場を準備してもらった感謝の気持ちは持っておくことは社会人としての当然のマナーとして必要です。

    また、感謝の気持ちを伝える際には、ただお礼を伝えるのではなく、インターン期間中のどんな経験が自分にとって有意義だったのを触れた上で感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。

    企業側も具体性のある感謝の意を聞けることで、実際にどういったプログラムが有意義だったのかを把握することができます。

    人事へのアピールに繋がる

    インターンの感想文が必要とされる理由の1つとして、感想文を送ることで人事へのアピールに繋がるという点です

    同じインターンを経験している学生であっても、学び得たことや感想は変わります。

    人事は感想文から、

    • インターンで学んだ有意義だったこと
    • 参加者の学習能力
    • 参加者の志向性

    といった内容を把握しようとしています。

    そのため、インターンに参加して学んだことや有意義に感じたことをうまく伝えることができれば、人事の記憶に好印象として残るかもしれません。

    感想文を書く時は、企業側が感想文を通して学習能力や志向性を見ようとしていることを踏まえて、書くようにしましょう。

    企業側は次回以降のインターンに活かせる

    企業はインターンのプログラム内容の反省点を把握するために、感想文を必要としています

    企業側にとってプログラムの意図が正しく伝わり、効果的な内容だったかを知ることはとても重要です。

    感想文を読んで、企業側のプログラムの

    • 意図が参加者に伝わる⇒成功
    • 意図がうまく参加者に伝わっていない⇒次回に向けて改善が必要

    となります。

    そのため、次回以降のインターンに活かすためにも参加者の生の声は貴重な意見です。

    参加者の満足度が高まれば、結果的に自社を志望する学生が増えるので、参加した学生の満足度がより一層高くなるプログラムに改善するためのマーケティングとして参加者の感想を求めていると言えるでしょう。

    悪かった点や改善点には触れなくてよい

    いくら企業側がプログラム内容の反省点や改善点を把握したいからと言って、悪かった点や改善してほしい点を感想文の中に入れるのは避けましょう

    反省点や改善点は学生の意見を参考にしながら企業側が考えるものであって、参加者側から提言するものではありません。

    悪かった点や改善してほしい点に触れてしまうと返って印象を悪くする可能性があるため注意しましょう。

    インターンの感想文の書き方


    ここからは具体的な感想文の書き方を解説します。

    インターンの感想文は分かりやすい文章になっていることが大切ですので、あまり長々と書くのではなく簡潔に書くようにしましょう。

    また、分かりやすい文章にするためには「序論→本論→結論」というように構成がしっかりとしたものになっている必要があり、その構成に沿って自分の伝えたいことを書くと良いです。

    感想文書き方(構成)
    感想文の書き方をしっかりと理解して、読みやすい構成の整った文章を作成してして相手の印象をよくしましょう。

    序論:感謝と参加した理由

    まず、感想文の序論にはインターンに参加できたことに対する感謝と参加した理由を述べます。

    忙しい時間を割いてインターン対応をしてもらったことに対する感謝の気持ちは一番初めに素直に表現するようにしましょう。

    次に、その企業のインターンに参加した理由を書きますが、ここではインターン選考時の志望理由と相違がないように注意する必要があります

    また、参加した理由を書く際には企業のビジョンや参加するきっかけになったインターンプログラム内容を踏まえた参加理由となっていると納得感を得られやすいでしょう。

    序論でしっかりと参加に至った背景に触れておくことで、インターンを通した学びや気づきについて記載する本論が説得力のあるものとなります。

    本論:インターンで得た学び

    感想文の本論にはインターンに参加したことで得た学びを書くようにしましょう。

    インターンでの学びを書く際には抽象的に書くのではなく、「〇〇のプログラムにおいて~~の視点を学べました」というようにできる限り具体的に書くのがポイントです。

    インターンで得た学び以外には、

    • インターンに参加したことで目的をどのように果たせたか
    • 尊敬できる考え方や共感できる価値観
    • その企業の社員に出会えたことで生じた自身の考え方の変化

    というようなことを具体的に書くと良いでしょう。

    他の参加者との交流に触れるものよい

    感想文の本論に書く学びや得たことの対象はプログラム内容や社員に限りません。

    同じインターンに参加した他の参加者との交流について触れるのも良いです。

    インターンでのグループワークなどを通じて学生同士で切磋琢磨した経験や他の学生かた得た学びについて書くことで、周りと協力しながらグループワークを進められたことをアピールできます

    周りの学生との経験を書くことは協調性をアピールするのに有効的と言えるでしょう。

    結論:今後に活かしたいこと

    最後の結論にはインターンで得たことを、今後どのように活かしていきたいかを一文でわかるようにようにしましょう

    インターンに参加できたことで得た学びを活かして「どのように成長したいか」「社会人になった時にどう活かしたいか」を書くと良いです。

    今後活かしていきたいことでは、社会人になった後にどのように活かしたいかという視点を持つことが重要です。

    インターン経験を就活でどのように活かすのかも大切ですが、インターンはあくまでも「仕事理解」「職業体験」が目的なので、社会に出た後にどのように活かしていきたいかを書くとよいでしょう。

    インターンや採用選考で企業は応募者が「社会人としてどのように成長していけるのか」という将来のポテンシャルをみています。

    この点を忘れないで感想文を書くことができれば、印象に残る感想文となることでしょう。

    感想文を書く際に気をつけること

    ビジネスメールの基本的な構成
    ここまでインターンの感想文の必要性と具体的な書き方を解説してきましたが、他の参加者と差別化するためには少しでも印象に残る感想文を書く必要があります

    ただ、人事の印象に残る感想文がある一方で、残念な印象を与える感想文があるのも事実です。

    感想文を書く際に気をつけるべきことは主に3つあります。

    感想文を書く際の注意点
    • ただの感想にならないこと
    • 誤字脱字には要注意
    • ネガティブなことは書かない

    それぞれについて詳しく解説していきましょう。

    ただの感想にならないこと

    感想文を書く際に気をつけるポイントの1つ目は、「ただの感想にならない」ということです。

    感想文と聞くと「貴重な〇〇の経験ができたことが楽しかった」などと「感想」を述べてしまいがちですが、人事は参加者一人ひとりのただの感想を聞きたい訳ではありません。

    インターンの感想文から学生の思考性を把握したり、プログラム内容に対する評価を把握することで次回の改善点を確認したいと考えています。

    そのため、感想文を書く時は当たり障りのない感想を書くのではなく、日々メモを残し、具体的な感想文を書くことで、人事側の意図を組んだ感想文にしていきましょう

    誤字脱字には要注意

    感想文を書く際に気をつけることの2つ目は、「誤字脱字に注意する」ことです。

    「そんなこと当たり前では?」と思う人もいるかもしれませんが、残念ながら誤字脱字は感想文に限らず就活時の提出書類も含めて非常に多くなっています。

    手書きで書く場合では、文字を書く習慣が減っているため、自分が考えている以上に誤字脱字していることが多いです。

    反対にパソコンを用いて書く場合も、変換時のミスによって誤字脱字が生じてしまう可能性があります。

    内容が良くても誤字脱字のある文章は読み手に不快感を与えるので、それでけで印象は悪くなる可能性が高く、必ず誤字脱字が無いか確認して提出するようにしましょう。

    ネガティブなことは書かない

    感想文を書く際に気をつけることの3つ目は、「ネガティブなことは書かない」ということです。

    感想文を求める人事側を「次回への改善に活かしたい」と理解していたとしても、インターン期間中に感じた悪かった点や改善してほしい点を書くのはおすすめできません。

    企業側が考えるべき改善点をわざわざ提言する必要はなく、何よりも感想文の中にネガティブなことが書かれていると与える印象としてもよくありません

    感想文はネガティブなことを書いて印象を悪くするのではなく、ポジティブな意見や感想を述べていくようにしましょう。

    人事に好印象を与える例文


    最後にここまで解説したポイントを踏まえた例文を紹介します。

    ぜひ例文を参考に感想文を作成し、人事に好印象を与えましょう。

    例文

    好印象を与える例文
    先日は2週間に亘って貴社のインターンにご参加させて頂き誠にありがとうございました。
    私は国内Topの製造メーカーが進めるモノづくり現場へのAI・IoT技術の活用事例について学びたいと考え貴社のインターンに参加させていただきました。実際にインターン期間中に見学させて頂いた製造現場では最先端のAI技術を駆使されたオペレーションをされていることを理解することができました。
    また、製造現場に最先端技術を導入する際には「実際に技術を利用する現場社員」のことを考えた技術仕様にする重要性を学ぶことができました。貴社のインターンを通して得た「最先端技術の製造現場への適用時には『利用者目線』で考える」という点を活かして、社会人になった際には多くの最先端技術を現場へ適用させていき、モノづくりの技術力向上に役立てていきたいと考えています。
    2週間本当に有意義な時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。

    この例文はここまで紹介した書き方のポイントをおさえた感想文となっています。

    参加に至った背景やインターンで学んだことが具体的に書かれている点が良いです。

    また、学んだことを今後の社会人生活でどのように活かしたいかという長期的な視点も持っている点は好印象を与えられる感想文と言えるでしょう。

    インターン参加後の感想文で好印象を与えよう!


    インターンの感想文は何を書くべきか迷いますが、書き方次第では企業へ好印象を与えることができます。

    そのため、インターンの感想文の必要性や書き方、気をつけるポイントを理解することはとても重要です。

    今回はインターンの感想文で好印象を与える書き方について例文つきで解説しましたが、感想文の書き方に悩んでいる人は今回の記事を参考にしてみてください。

    インターン参加後の感想文で好印象を与え、他の参加者に差をつけましょう。

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