【就活で必須!?】インターンのグループワークの内容と対策のポイントを解説!
内容がわからないので対策ができず困っています。
グループディスカッションと違い、グループワークは事例も少なく不安でしょうが安心してください!
今回はインターンで実施されるグループワークの内容とその対策のポイントを教えていきますね。
インターンのグループワークは事前に内容を把握することで対策することができます。今回はインターンのグループワークについて不安を感じている方向けに、インターンのグループワークの内容とその対策ポイントについて解説していきますね。
インターンで実施されるグループワークとは?
今では企業の約8割がインターンを実施するようになっていますが、そのほとんどでグループワークが行われているのが実態です。
本来インターンの目的は「仕事体験」を通じて仕事理解を深めることですが、短期インターンの増加を背景にグループワークを導入する企業は非常に増えています。
ここではグループワークについて以下の3点について解説しますね。
- 実施率:実に8割のインターンプログラムがグループワーク
- 学生の捉え方:グループワークが苦手な就活生は多い
- 違い:グループワークとグループディスカッションの違い
それぞれを詳しく見ていきましょう。
実に8割のインターンプログラムがグループワーク
近年では学生の就職活動の早期化もあってインターンを実施する企業は急増しました。
その中で、下記グラフよりインターンプログラムの8割近くのが「グループワーク」となっていることがわかると思います。
参照:株式会社ディスコ_「インターンシップに関する調査 キャリタス就活 2021 学生モニター調査結果 」
企業としてはインターンでも優秀な学生を探そうとし、学生の能力を見極めるためにグループワークを実施しているため、就活生にとってインターンのグループワークで評価されることが「志望企業の内定に近づく第一歩」と重要性が増していると言えるでしょう。
グループワークが苦手な就活生は多い
そんなグループワークでですが、実は苦手に感じている就活生は約6割もいることがわかっています。
参照:就職ジャーナル Produced by RECRUIT _「グループワークに苦手意識がある就活生は約6割!」
あと、自分が思っていたことがあっても周りの就活生に流されてしまうんだよなぁ・・・
グループワークに苦手意識を感じている人は、
- 評価基準が不明確
- 積極的に発言するのが苦手
- 周りの意見に流される
という理由により、グループワークを苦手と感じているようです。
ただ、苦手意識を持っている人がいる一方で、苦手意識を持っていない人は普段の学校生活で集団で作業することに慣れていることが理由で、苦手意識を感じないようです。
グループワークとグループディスカッションの違い
グループワークとよく混同されるグループディスカッションですが、名前は似ていますが実際には違うものです。
それぞれの違いをまとめると次の通りになります。
グループディスカッションのゴールはあくまでも与えられたテーマに対してグループの結論を導き出すことです。
一方で、グループワークはグループ内の意見出しに加えて実際に手を動かして成果物をグループで仕上げるという点において、グループディスカッションとは大きく異なります。
グループ内で役割を決めて意見を出し合うという点は共通していますが、グループワークではグループでまとまった意見に対して具体的な成果物を作るための求められるという点を理解しておきましょう。
企業がインターンでグループワークを実施する狙い
対策を考えるには企業側の狙いを理解するのは重要なことだね。
ここでは企業側の狙いを教えていくのでしっかりと理解していこうね。
多くの企業で導入されているグループワークですが、企業側がグループワークを実施する狙いは主に次の3つです。
- 企業の仕事理解を深めてもらう
- 各学生の思考パターンを把握して優秀な学生を探す
- 学生のコミュニケーション能力をチェック
企業側の狙いを正しく理解することが対策をするためには重要なので、しっかりと理解していきましょう。
企業の仕事理解を深めてもらう
企業がインターンでグループワークを実施する狙いの1つに、自社の仕事理解を深めてもらうという点があります。
企業はインターンで「自社理解の促進」を図るため、グループワークを通して自社の仕事理解を深めてもらおうと考えています。
グループワークのテーマはその企業で実際に取り組んだ過去事例を参考に作られている場合が多いです。
そのため、グループワークを行うことによって模擬的にその企業の仕事を体験することができ、企業の仕事理解を深めることができるようになっています。
企業としては仕事理解を深めてもらうことによって、「自社との相性」を学生側に判断してほしいと考えていることを理解しておきましょう。
各学生の思考パターンを把握して優秀な学生を探す
グループワークでは複数の学生同士で付与されたテーマに対して、アイデア出しや議論を行っていきます。
同じゴールでも人によって課題解決に向けた考え方やアプローチが異なるため、各学生のアプローチから思考パターンを把握することで、自社で活躍を期待できる優秀な学生を探しているのです。
つまり、アイデアの良し悪しよりも、課題解決に向けたプロセスから優秀な学生を判断しているため、テーマに対する「答え」にこだわるのではなく、答えを論理的に導くようなアプローチの質にこだわるようにしましょう。
積極性や協調性などの行動特性を確認する
グループワークでは積極性や協調性が大事と言われますが、実際に学生のどういった点を確認しているのでしょうか。
グループワークで見ているポイントはテーマに対して、取り組む姿勢を見ています。
- 「積極的に関わっているか」
- 「一方的に話さず周りに気配りできているか」
特に、結論を導き出す過程において上記のような集団での行動特性を重視してますね。
グループワークでは自分の行動特性を踏まえて作業に参加できれば、そこをしっかりと評価してくれるということですね。
学生のコミュニケーション能力をチェック
グループワークを円滑に進めるためには、同じグループのメンバーとコミュニケーションを取って意思疎通図ることが大切です。
企業側はグループワークを通じて初対面同士でどのように意思疎通を図っていくか、各学生のコミュニケーション能力をチェックしています。
そのため、グループ内でうまくコミュニケーションが取れておらず浮いてしまうと、残念ながら評価も低くなります。
意思疎通を図って課題解決をしようとする姿勢は社会人になれば必須スキルのため、初対面でもしっかりと意思疎通を図ってアピールに繋げましょう。
よくあるグループワークの内容とは
それぞれの内容と特徴を把握しておくことが対策を考える上で重要だね。
具体的にグループワークにはどんな形式があるのか教えてください。
グループワークには複数の形式があり、主に次の3つに分類されます。
- 作業型
- 課題解決型
- 選択型
それぞれで対応の仕方や進め方が異なるため、それぞれを理解しておきましょう。
作業型
インターンのグループワークでよくある内容の1つに、グループのメンバーと協力して作り上げる『作業型』のグループワークがあります。
与えられた課題に対してグループ内で意見を出し合い「最適な解決策」を考え、1つのものを作り上げるグループワークです。
このグループワークは積極的にアイデアを出すことはもちろんのこと、メンバーの意見を聞き入れて作業内容に反映していく協調性が求めれます。
また、制限時間内に1つの成果物を作り上げることがゴールのため、時間を意識した作業分担も重要になるでしょう。
・30枚のA4用紙を用いてできるだけ高いタワーを作りない
課題解決型
明確に答えがない課題に対して、グループで話し合って解決策を模索する『課題解決型』もよく出題されるグループワークの1つです。
明確な解決策が無い課題に取り組むため、各メンバーが持つ知識や経験を使って意見を出し合うことが求められます。
また、グループ内で導き出した解決策の発表もあるため、解決策を導き出すだけでなくプレゼン準備も制限時間に含める必要がある点は注意点です。
課題解決型のグループワークに取り組む際には、積極的に議論に参加する姿勢に加えて、正しく課題を捉えて的確に状況を分析することが重要と言えるでしょう。
・日本の脱炭素社会実現に向けた対応策を考えよ
選択型
与えられた選択肢の中からグループ内で1つを選ぶ『作業型』のグループワークもよく出題される内容の1つです。
グループ内で協力しながら、複数の選択肢の中から1つの選択肢を論理的に導き出すことが求められます。
選択型のグループワークには正解があるわけではなく、選んだ選択が「最適」だと考えた理由を論理的に説明していくことが重要です。
このグループワークには物事を論理立てて考える思考能力や、論理性を担保しつつグループ内で意見をすり合わせる力が大切になってきます。
・新規のレストランを出店する際にどこに出店するのが良いか3つの選択肢から選べ
グループワークで評価されるための3つの対策
あとはグループワークで評価されるための対策を知りたいです。
だから、企業から評価されるためにはここで紹介する3つのポイントをよく理解しておこう!
インターンのグループワークの評価次第では就活の本選考に大きな影響を与えることがあります。
そのため、就活を有利にすすめるためにもグループワークで評価されるための対策を考えておくことが大切で、その対策は次の3つです。
- 事前のグループワーク対策
- 自分に合った役割を全うする
- チームで協力する
それぞれを詳しく見ていきましょう。
事前のグループワーク対策
積極性やコミュニケーション能力が高い人でも最初からグループワークが上手くいく人はなかなかいません。
グループワークで評価をされるためには事前にグループワーク対策を行って慣れておくことが重要です。
事前にできるグループワーク対策は、
- グループワークの模擬練習で慣れておく
- 業界・企業の研究をしておく
の2つがあります。
模擬練習に参加することで、グループワークの進め方の流れや他の参加者との間合いに慣れられるため、大学のキャリアセンターや就活イベント運営会社が開催している模擬練習会に参加してみるとよいでしょう。
また、グループワークで扱われるテーマの多くはその企業や業界に関連するものが多いため、事前に業界・企業研究をしたうえで臨むようにしてください。
最低限の知識があれば、その業界や企業特有のテーマでもグループワーク当日に慌てることは回避できるでしょう。
自分に合った役割を全うする
グループワークでは「ファシリテーター」「書記」「タイムキーパー」などの役割分担が必要ですが、「目立つ役割を担わないと評価されない」ということはありません。
ファシリテーターが一番目立つと考えて役割を担っても、実際にうまくグループを回せなければ返って評価は低くなります。
重要なのは「名の付く役割」を担当することではなく、自分に合った役割を全うすることです。
無理に背伸びをせず自分に合った役割を担って、自分の特性をアピールしましょう。
チームで協力する
グループ内で一番の評価を勝ち取ろうとして、同じグループのメンバーをライバル視してしまう人がいます。
ただ、これはグループワークを進める中で一番やってはいけないことです。
グループワークで重要視されることはチームで協力をしてテーマに取り組み、1人では解決が難しい課題に対してグループ内全体で解決するプロセスになります。
そのため、グループ内で自分1人が目立つのではなく、コミュニケーション能力や積極性、協調性を持ってチームプレイを心掛けることが高評価に繋がるポイントと言えるでしょう。
インターンのグループワークは対策をして高評価を得よう!
いかがでしたでしょうか。
今回はインターンのグループワークについて不安を感じている人向けに、インターンで実施されるグループワークの内容とその対策のポイントについて解説しました。
今回紹介したようにインターンのグループワークは企業側の狙いを理解した上で、グループワークの内容と対策を理解することは大切です。
これからインターンに参加する人は、グループワークに向けた対策をして高評価を獲得しましょう。
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