オンラインインターンシップとは?選び方と参加時のポイントを解説!
ここ数年、オンライン上で行う「オンラインインターンシップ」の開催が増えており、就職活動の重要な項目となりつつあります。
そこで本記事では、オンラインインターンシップのメリットや選ぶポイントについて徹底解説します。
- オンラインインターンのメリット・デメリット
- オンラインインターンを選ぶためのポイント
- オンラインインターンに参加に必要な準備
実際にエン・ジャパン株式会社の2022年卒743名の学生に向けてのアンケートでは、全体の88%が全日程オンライン開催のインターンシップへの参加経験があると回答しています。
今日からオンラインインターンシップの特徴を理解して、就活を効率よく進めましょう。
オンラインインターンシップとは?
オンラインインターンシップは、その名の通り、オンライン上で開催するインターンシップで、従来開催されてきた対面式と同様、職業体験やグループワークなどを行います。
また、前述のエン・ジャパン株式会社のオンラインインターンシップについての調査では、参加した学生の88%が、開催期間が1日間と回答し、6日間以上の参加したと回答した学生は、全体の4%だったことから短期のインターンシップが多いことがわかります。
- 1日で終えた学生の割合:88%
- 6日以上実施した学生の割合:4%
さらに、全体の9割以上が「講義形式」と「グループワーク形式」のオンラインインターンシップに参加したと回答しており、短期間でZoomなどのWeb会議ツールで実施できる講義・グループワーク形のオンラインインターンシップが多いことがわかります。
オンラインインターンシップのメリット・デメリット
それでは、オンラインインターンシップにメリットやデメリットはあるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
メリット①スケジュール調整がしやすい
まず、メリットのひとつにスケジュール調整がしやすい点が挙げられます。オンラインインターンシップは、自宅や学校など、好きな場所から参加ができます。
そのため、従来の対面式のインターンシップと比べて、以下のような手間が省けます。
- 会場までの移動
- ホテルやバスなどの予約
移動やホテルなどの手間が省ける分、遠方の企業のインターンシップへの参加もしやすいのも特徴の一つと言えます。
また、部活動などが忙しい人もスケジュールが調整しやすい分、合間をぬって参加しやすいのもポイントですね。
メリット②企業のテレワーク適応度を確かめられる
2番目に、企業がどれだけテレワークへの対応を進めているかも確認できます。
Zoomなどを活用して行うオンラインインターンシップは、好きな場所から参加したり、資料もインターネット上で共有できるなど便利な反面、スムーズに進めるためには企業側は事前準備をしています。
- 参加者全員へ安定して映像を配信できる配信環境の整備
- 画面越しでもしっかりと伝わるよう講義・グループワークの練習
- 参加者への理解を深めるための動画やスライドの準備
このような準備がしっかりと出来ているほど、テレワークに慣れている企業である可能性が高いと言えます。
テレワークでも仕事が進められる業務内容の企業の場合、オンラインインターンシップの対応によって入社後の仕事の仕方を想像することができます。
デメリット①意思疎通が難しい場合がある
ここからは、デメリットを2つお伝えします。
まず、オンラインインターンシップの場合、対面で行う場合に比べて意思疎通がしにくいと感じるかもしれません。対面でなら、場の空気を読んで発言したり、質問したりしやすいですが、オンライン上だと会話のタイミングが掴みにくいこともあります。
しかし、企業側も随時質問タイムを設けたり、チャットで質問を受け付けたりするなど、対策をしている事も多いので、落ち着いて取り組むことが重要です。
デメリット②体験型のインターンシップが少ない
2つめのデメリットは、体験型のインターンが少ないことです。
オンラインインターンでは、企業側と学生が対面で行うものではないため、職業体験などのインターンシップが少なくなりがちです。
実際にエン・ジャパン株式会社のアンケート調査によると、2022年卒の学生で職業体験などの体験型のプログラムに参加した学生は24%と少なめです。
また体験型プログラムが見つからない場合は、社員との座談会もおすすめです。
直接的に仕事の体験ができなくても、社員の方へ業務内容や会社の雰囲気などを質問できるので、働くイメージが掴みやすいのが特徴です。
自分に合ったオンラインインターンシップを選ぶ3つのポイント
ここからは、自分に合ったオンラインインターンシップを選ぶためのポイントを紹介します。
学業との両立などで参加できるインターンシップには限りがあるため、ポイントを整理して1回1回のインターンシップを充実させることが重要です。
①長期と短期どちらがいいかを考える
はじめに考えるのは、インターンシップ期間です。1カ月以上の長期インターンシップと1日間~5日間ほどの短期インターンシップでは、それぞれ得られる内容が少し変わってきます。
まず、短期の場合は、グループワークや社員の方との座談会など、仕事への理解を深める内容が中心となり、長期では社員の方と同様の業務を任されるケースが多くなっています。
短期インターンの場合 | グループワークや座談会など実務よりも理解を深めることがメイン |
長期インターンの場合 | 社員と同様の業務を行える体験型プログラムが多くなる傾向にある |
インターンシップを通して得たいこと、また学業や部活動との両立を加味して、参加期間を考えてみましょう。
②希望の業界・職種を整理する
次に、希望する業界や職種を整理します。インターンシップの時点では、まだ明確に方向性が定まっていない人も多いのではないでしょうか?
希望の業界や職種が決まっていない場合は、まず自分の好きなこと・得意なことを書き出してみましょう。
例えば、洋服が好きで、人におすすめのコーディネートを考えるのが得意であれば、アパレル業界のインターンシップに参加すると視野が広がる可能性があります。
自分の好きや得意を活かすことで、より働くことが楽しくなりやすくなります。自分の好きなこと・得意なことをゆっくりと振り返って、志望する業界や職種を考えてみましょう。
③希望するインターンシップの内容を選ぶ
最後に、インターンシップのプログラム内容を選びます。主な内容は、次の通りです。
- 講義型:企業や業界についての説明を講義形式で行う
- 課題型:与えられたテーマについてグループディスカッションなどを行う
- 体験型:実際に実務を経験したり、商品の企画立案を行う
それぞれのプログラム内容では得られる内容が異なってきます。
まず、講義型の場合、企業や業界についての知識を深められます。これからの方向性を定める場合におすすめです。
課題型では、就職活動の際に採用している企業も多いグループワークの対策・練習にもなるので、早い段階から経験を積めるのはメリットと言えるでしょう。
さらに、体験型ではより社会人として実際に働くイメージが掴みやすく、就職活動の志望業界・職種を決めるのに役立ちます。
それぞれのメリットをまとめると以下のようになります。
- 講義型:企業や業界の知識を深められる
- 課題型:グループワークなど、就活に役立つ経験ができる
- 体験型:社会人として、企業で働くイメージが沸きやすい
オンラインインターンシップに参加する際の準備
最後に、実際にオンラインインターンシップに参加する際に必要な準備についてお伝えします。ポイントは、次の3つです。
- インターネット回線が安定している場所から参加する
- 事前にマイクとイヤホンの状態を確認
- 背景に生活感を出さないように注意
非対面でインターンシップを行うからこその配慮や準備が必要です。それぞれのポイントをしっかり押さえていきましょう。
①インターネット回線が安定している場所から参加する
まず、オンラインインターンシップに参加する際はインターネット回線が安定している場所からの参加が必須です。
回線が安定していないと、回線が切れて一部のワークや講義に参加できなくなってしまうおそれがあります。せっかく参加したインターンシップを無駄にしないようにするためにも、気をつけましょう。
また、カフェなどのフリーWi-Fiを使用する場合は、1回あたりのWi-Fiの使用時間にも事前に確認してくださいね。
②事前にマイクとイヤホンの状態を確認
次に、オンラインインターンシップに参加する前にはマイクとイヤホンの状態を確認しましょう。
しっかりと音声が聞き取れて、自分の声も届かないと意思疎通ができなくなってしまいます。
パソコンやスマートフォン付属のスピーカー・マイクの使用でも問題ありませんが、しっかりと聞き取り音声を届けるために、ヘッドセットを購入しておくのもおすすめです。
③背景に生活感を出さないように注意
最後に、自宅や外出先のカフェなどから参加する場合、背景に生活感や人が入らないよう気をつけてください。
背景がごちゃごちゃしていると、周囲の人が集中しにくく、また第一印象もあまりよくないです。
背景に余計なものを移さないように以下のような対策をしておきましょう。
- 背景が全て壁になる場所から参加する
- 背景のぼかし機能を使う
- バーチャル背景を活用する
少し手間はかかりますが、自分と他の参加者、企業への配慮を忘れないようにしましょう。
まとめ
今後、現在の情勢やより学生が多くの企業と出会えるように、好きな場所から参加できるオンラインインターンシップは増えていくことが予測されます。
直接企業や会場へ足を運ばなくていいため、学生にとってはスケジュール調整や交通費などの負担が減るのはメリットです。また、これまで遠方で参加が厳しかった企業のインターンシップにも参加できるので、より視野が広くなる可能性もあります。
ぜひ、オンラインインターンシップを活用して、納得のいく就職活動が出来るよう備えましょう。
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