インターンが辛い!そんな時にできる対処方法とは

インターンが辛い!そんな時にできる対処方法とは

学生のうちから、志望する企業での就労体験ができるインターンシップ。

アルバイトとは違い、よりリアルな「社会人」としての経験を積むことができるほか、自分の志望する業界や企業の現実を知ることができます。そのため、就職活動において重要な位置づけと考え、積極的に取り組んでいる人も多く見られます。

しかし、インターンシップも良いことばかりではありません。実際に働く中で、インターンシップがつらいと感じる人も少なくはありません。インターンシップがつらいと感じてしまう人は、どのような場面で壁を感じているのでしょうか。そして、そのような時にはどうやって対処すればよいのでしょうか。

せっかくのインターンシップの機会を、つらいだけの体験で終わらせてしまうのは大変もったいないことです。インターンシップのつらさを乗り越えて、本当に意義ある経験とするための方法をご紹介します。

インターンシップがつらいと感じる原因

インターンシップがつらいと感じる原因

職場や仕事に対するさまざまな思い、期待を抱いて始めるインターンシップ。初めからつらいものだと思って始める人はそういないでしょう。それでは、最初は期待に胸を膨らましていたにもかかわらず、インターンシップがつらくなってしまうのはなぜなのでしょうか。

職場での人間関係

インターンシップ先には、さまざまな人がいます。自分と価値観の合う人もいれば、どうしても合わないタイプの人もいるでしょう。直接指導を受ける先輩やインターンシップの同期など、関わる場面の多い人が苦手なタイプであったために、インターンシップがつらく感じられてしまう、という声もよく聞かれます。

理想と現実のギャップ

憧れの業界や夢見ていた企業でインターンシップが叶った場合、その喜びややる気はひとしおでしょう。しかし、外から見ている姿とオフィスの中の現実は異なることもあります。憧れていたからこそ、そのギャップに幻滅し、そこでの時間がつらくなってしまうこともあります。

業務内容がつまらない

「単純作業ばかりでつまらない」「もっとやりがいのある仕事がしたかった」といった声を聞くこともあります。せっかくインターンシップに参加しても、誰にでもできるような作業ばかりを任され、やりがいを見出せずにつらくなってしまうこともあるようです。

求められるレベルに応えられない・応えないと叱責される

逆に、与えられる仕事のレベルが高く、それに応えられないことを苦にする学生も少なくありません。あるいは、できないことやミスに対して社員さんから強く言われ、それがストレスになってしまうというケースもあります。

思うように仕事ができない

特に成績優秀な学生によく聞かれることですが、思うように仕事ができない、あるいは成果をあげられないことがストレスになってしまうこともあります。

自由な時間が限られる

インターンシップでは、普通の社員さんと同じように始業時間から就業時間まで勤務することが多いでしょう。そのため、アルバイトなどの活動と比べて拘束時間が長く、自分の自由な時間が限られると感じる人もいます。また、業務に関連した調べ物や自己学習をしたりと、勤務時間外にも時間が取られることもあります。

インターンシップがつらいのはなぜなのか

インターンシップがつらいのはなぜなのか

そもそも、このような壁にぶつかるのはなぜなのでしょうか。インターンシップをつらく感じてしまう原因の根本にはどのようなことがあるのでしょうか。

自分が感じているつらさやストレスの根本を理解することで、そのつらさと上手に向き合うことが可能となります。

社会人と学生の違い

シンプルに、社会人と学生の違いに直面し、そのギャップに対応しきれていないという可能性があります。社会人であれば当然と考えられている常識も、インターン生にとってはこれまで触れたことのない習慣であるということもあります。

特に、人間関係や業務の相性など、社会人であれば苦手であっても関わらなければいけないこともたくさんあります。苦手なことに立ち向かうのはつらいでしょうが、それも含めての職業体験であると考え、前向きに捉えることも自分の糧となるでしょう。

自信が揺らぐつらさ

これまで取り組んできた勉強や学習と違い、経験したことのない業務を行うのですから、うまくいかないことも多いでしょう。その結果、うまくいかないことに対する苛立ちや、自信の揺らぎを経験することもあります。

不安に感じるのは、これまでの自分に自信があったから、そして、今の業務にまっすぐに向き合っているからです。最初は失敗が多いのは当たり前です。自信が揺らいで不安になることがあっても、慣れてきてうまくできるように慣ればまた自信を取り戻すことができます。

就職活動や就職に関する不安

実際の業務の一部を経験してみることで、改めて就職活動や、社会に出ること自体に不安を抱くこともあるかもしれません。

そんな不安が生じるということは、それだけ就職や業務について現実的に見えてきたということでもあります。この不安を乗り越えればさらに成長できる、というように前向きに捉え、主体的に業務に取り組むことで少しずつ解消されていくでしょう。

職場や業務が自分に合っていない

残念ながら、そもそもその職場や与えられている業務との相性が悪いということもあります。人間関係においても、どうしても相容れない人というのはいるものです。

会社内において、その仕事だけが仕事ではありませんし、別の部署もあります。あるいは、全く別の企業や業界を検討するという方法もあります。

志望する企業に対しそのような結論を出すのは残念に感じるかもしれませんが、インターンシップを通して早めに気づけてよかったと捉え、別の道を探るのもひとつの方法です。

インターンシップがつらい時の対処法

インターンシップがつらい時の対処法

せっかく目的を持ってインターンシップを始めたにもかかわらず、つらいことだけで終わってしまったらもったいないことです。また、つらいまま我慢して頑張りすぎて、精神的に負担が大きくなってしまうことも避けたいところです。

インターンシップ中につらさを感じた時には、少しでもそのつらさを軽減できるよう、その時できる対処法を考えてみましょう。たとえば、次のような対処法が考えられます。

人事担当者や同じ職場の社員さんに相談してみる

まずは、インターンシップを担当してくれている人事担当者や、配属先部署の社員さんに相談してみることがおすすめです。企業側としても、正式な社員ではなく学生であるインターンシップ生が、勤務を通して困難を感じることは想定しています。できるだけフォローできるような準備をしてくれていることもありますし、そうでなくても、相談を受ければできる限りのことは検討してくれるでしょう。

ただし、自分から何もせず、相手が気づいてくれるのを待つだけ、というのはやめましょう。自分の置かれている状況は自分自身にしかわからないこともよくあります。助けの手を待つのではなく、必要なサポートは自分から求めることが大切です。まずは自分が感じている困難やつらさを説明し、アドバイスや対処を受けられるように働きかけてみましょう。

趣味の時間を確保する

プライベートの時間も含めて、四六時中インターンシップのことだけを考えていると、余計につらい気持ちが増してしまいます。勤務時間が終了したら気分を切り替え、自分の時間をしっかりと確保するようにしましょう。

翌日の勤務準備や自己学習が必要な場合でも、あらかじめ時間を決め、それ以降は自分の時間とするようにしましょう。

オンオフの切り替えは、社会に出た後にも大切になってきます。仕事モードをオフにする習慣や、夢中になれる趣味を見つけ、メリハリのある生活ができるようになっておくと、就職後にも役に立つことでしょう。

家族や友人など、職場と無関係の人と話す

インターンシップのことを全く知らない人と話すことも良いリフレッシュになります。仕事に関する具体的なアドバイスを得ることはできませんが、インターンシップから考えを切り離し、気持ちをリセットすることができます。

考え方を変えてみる

つらいと感じていることには、つらい側面しかないのでしょうか。思い切って考え方を変えてみることで、別の側面が見えてくることもあります。

つまらないと感じている業務があるのであれば、その業務は何のために必要なのか、何の役に立っているのかを考えてみるのも良いでしょう。人間関係が辛ければ、苦手な人の良いところを探してみる、あるいは苦手な人と関わるのは諦めて、合うと感じられる人を探してみるのも良いでしょう。

インターンシップで感じる困難は、多くの場合社会人になった後にもつきまとうものです。自分だけで解決できない場合は、近くの社員さんに相談してみるのも良いでしょう。新しい視点や考え方のアドバイスやヒントをもらえることがあるかも知れません。

思い切ってインターンを辞める

これらの対処を行なってみてもどうしてもつらい場合、インターンシップを辞めるというのもひとつの方法です。

もちろん、期間の最後まで全うすることができればそれに越したことはないでしょう。ひとつのことをやり遂げるという体験も、社会に出た後に必ず役に立ちます。しかし、自分のキャパシティを越えてまで我慢を続ける必要はありません。

精神的負担が大きすぎる、ストレスに対して得られるものが少なすぎると感じたら、そして、その状況がどうしても変えられないとしたら、途中でインターンシップを離れ、別のことに時間を使うこともひとつです。

途中でインターンを辞めるときには、その後職場に迷惑がかからないように留意しましょう。直前になっていうのではなく、できれば半月〜1ヶ月程度余裕を持って相談することも大切です。

インターンがつらいのは自分だけじゃない!

最後にひとつだけ、心に留めておいてほしいポイントがあります。それは、つらいのは自分だけではない、ということです。

インターンシップや就職では、これまでの学生生活とは全く異なる経験をすることになります。初めての困難やつらさに直面することもあるでしょう。しかし、それは誰もが通る道です。

周りを見回してみれば、同じつらさを経験してきた先輩と言える人がたくさんいるでしょう。それはインターンシップ先の社員さんかもしれませんし、先に卒業した先輩かもしれません。あるいは家族やアルバイト先の同僚にもいる可能性があります。

つらいときには自分だけで抱え込むのではなく、さまざまな人の手を借りながら、もっとも良い対処法を選べると良いでしょう。

一時的とはいえ社会に出てつらさを感じ、そしてそれを乗り越えた経験は、就職後の長い社会人生活の中で大きな宝となることは間違いありません。

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