- インターンシップの自己紹介って何を話せばいいんだろう?
- 良い印象を与える方法はあるのかな?
このように考えている方もいるのではないでしょうか。
自己紹介がうまくできれば、周りに良い印象を与えることができ、その後のインターンシップが円滑に進むため重要となります。
そこでこの記事では、インターンシップでの自己紹介が重要な理由や、伝えるべき内容、好印象を与える方法を紹介します。
インターンシップで自己紹介が重要な理由
インターンシップで自己紹介が重要なのは、うまくできれば好印象を与えられ、その後のインターンシップを円滑に進めるためです。
逆に、悪い印象を与えてしまうと、他のインターン生や社員と壁ができてしまう可能性があります。
初めの自己紹介をうまくできるかによって、インターンシップが円滑にできるかが決まると言っても過言ではありません。
円滑に自己紹介をするためにも、事前に何を話すべきか考えて、自信がないなら練習するのがおすすめです。
あなたの第一印象を左右するものでもあるので、自己紹介で失敗しないようにポイントや注意点を押さえましょう。
自己紹介と自己PRの違い
自己紹介と似た言葉に、自己PRがありますが、両者の違いについて紹介します。自己紹介は簡潔に言うと、自分のことを紹介するきっかけ作り、自己PRは自分のことを深く掘り下げた内容です。
- 知ってもらうための簡易的なもの
- きっかけ作りのニュアンス
- 15秒から1分程度で終わる内容
- 自己紹介よりも掘り下げた内容
- 自分の強みをアピールするもの
- 3~5分程度で終わる内容
自己紹介では、あくまでも簡潔に自分のことを話すことを心がけましょう。自己紹介と自己PRが混同すると、本来自己紹介を話すべきなのに自分の強みや、アピールをしてしまう可能性があります。
自分のことをアピールしたくなる気持ちは分かりますが、企業に質問の意図を理解してないと思われかねません。
独りよがりな自己紹介にならないように、的を絞って自己紹介ができるようにしましょう。
インターンシップの自己紹介で伝えるべき内容
インターンシップの自己紹介で伝えるべき内容は、以下の6つです。
- 簡単に挨拶
- 大学名と名前
- 感謝の言葉
- 趣味や学業など日々取り組んでいること
- インターンシップの参加理由
- 締めの言葉
特に、冒頭で簡潔に挨拶することと、大学名と名前を名乗ることが大切です。自己紹介をうまくできるかで、第一印象にも関わるので、うまくできるように練習するのもおすすめです。
ここでは、自己紹介で伝えるべき内容について詳しく紹介します。
①簡潔に挨拶
まずは、冒頭で簡潔に挨拶をしましょう。「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶を明るく、爽やかに、大きな声でハキハキ話すことが大切です。
冒頭の挨拶を飛ばして、いきなり本題から話し始めては、良い印象を与えるのは難しいでしょう。初めに簡潔に挨拶をすることで、基本的な常識やマナーが身についてることが伝わり、好印象を与えられます。
挨拶に関しては、難しく考える必要はありません。明るく、大きな声で元気良く、挨拶することが大切です。あなたの第一印象が左右される部分でもあるので、意識してみてくださいね。
②大学名と名前
簡潔に挨拶をし終えた後は、「◯◯大学の◯◯と申します」と大学名と名前を簡潔に名乗ります。
ここでは、簡潔に自分を名乗るだけで大丈夫ですよ。自己紹介では、自分の身元を明かすので、自分が何者なのかを伝えないと自己紹介になりません。
あなたがどこの学校に所属しているかを周りに伝えることで、身元のちゃんとした人だと周りに伝えることでき、安心感を与えられます。
もし名前が難しかったり、珍しかったりして読みにくい場合は、読み方を補足して説明すると良いでしょう。
自分について詳しく話すことで、周りに信用できる人間だということを自己紹介で伝えていきましょう。
③感謝の言葉
基本的な情報だけでなく、インターンシップの時間をいただけことに対して、感謝の言葉を伝えることも大切です。
「この度は貴重なお時間をいただきありがとうございます」のように伝えれば良いでしょう。社員の方々は、日々忙しい業務の合間をぬって、インターンシップのために準備を進めて、時間を割いています。
業務開始後は、実践的な教育や指導に時間を割くことになるでしょう。貴重な時間を割いてもらって指導をお願いする企業に対して、感謝の気持ちを伝えられると、良い印象を与えられますよ。
④趣味や学業など日々取り組んでいること
自己紹介では、身元を明かして基本的な内容を伝えることは大切ですが、さらに個人的な内容を伝えることも大切です。
日常的なことを1文で簡潔に話すようにしましょう。例えば、「◯◯大学で◯◯を専攻しています」「◯◯部(◯◯サークル)に所属していて、毎日練習をしています」など。
日常的なことを伝えれば、内容によっては興味を持ってもらえる可能性もあります。自己紹介は自分を知ってもらうために、何をしているか簡潔に伝えて、どのような人なのかをアピールすることが大切です。
⑤インターンシップの参加理由
簡潔に自己紹介した後は、自分がインターンシップに参加した理由を話してみると良いですよ。企業は就職前になぜインターンシップに参加しようと思ったのか、気になる方もいるかもしれません。
また、参加理由を話せば、受け入れる企業側も学生に話しかけやすくなったり、アピールにもつながるメリットがあります。
インターンシップに臨む前向きな気持ちを伝えられれば、仕事にも入っていきやすくなり、より良い雰囲気を作れますよ。
その他にも、社員の方々が就活生に具体的にどのような業務を教えようか計画を立てる上でも参考になります。
⑥締めの挨拶
最後に、締めの言葉として、インターンシップでお世話になる先輩社員や人事担当者に、今後の指導のお願いをしましょう。
受け入れ先の企業の社員は、学生なので社会経験が乏しいことは熟知しています。働いたことがあっても、アルバイトやボランティアくらいなのは分かっています。
伝える機会としては、社員全体前での自己紹介の時には必ず伝えるのがおすすめです。また、実際にインターンシップ開始後にも、実際にお世話になる周りの社員の方々にご指導をお願いする旨を伝えると良いでしょう。
インターンシップの自己紹介で好印象を与える方法
インターンシップの自己紹介で好印象を与える方法は、以下の通りです。
- 清潔感のある服装
- 笑顔を意識
- 視線
- お辞儀の仕方
- 声の大きさ
- 言葉遣い
なかでも清潔感のある服装は大切です。どの内容も自己紹介をする際に、少し意識するだけで相手が感じる印象が変わります。
ここで紹介する内容は、就職活動でも役立つ内容なので、今から意識して取り組んでみましょう。
①清潔感のある服装
身だしなみは、見た目で入る情報の中でも特に大切です。服装や髪型、匂いなどは、自分でも気づかないことがあるので、心配であれば第三者に見てもらうのがおすすめ。
シワの多いスーツを着ていたり、寝癖がついていたりすれば、どんなに良いことを話していても肝心の中身が入ってきません。
清潔感のある服装は、インターンシップに限りませんが、人と会う時のマナーでもあります。
服装にこだわりがない人や、派手なメイクや髪色が好きな人も、社会人になる練習だと思って、清潔感のある服装を心がけましょう。
企業によっては私服OKなところもありますが、それでも最低限の清潔感は保つことを忘れないでくださいね。
②笑顔を意識
自己紹介をする際は、笑顔で話すことを意識してみましょう。笑顔で話せば、「明るい人」「話しやすい」「気持ちよく仕事ができそう」などの印象を与えられるでしょう。
気持ちに余裕があることを見せる意味でも、笑顔で話すことを忘れないようにしましょう。
話すときに口角が下がりがちな人は、鏡を使って自己紹介の練習を繰り返しすれば、インターンシップ本番では笑顔で話せるようになりますよ。
③視線
話す時は、視線にも気を配ると良いでしょう。視線をあちこちに泳がさず、相手の目を見て堂々と話すことを心がけてみてくださいね。
視線がキョロキョロしていると、落ち着きのない人、自信がない人と思われる可能性があります。マイナスな印象を与えないためにも、視線に気をつけて話せると良いでしょう。
④お辞儀の仕方
自己紹介をするときに、ただ自分のことを話すだけでなく、冒頭でお辞儀をします。お辞儀の仕方には、「会釈(15度)」「敬礼(30度)」「最敬礼(45度)」の3つがあることを覚えておきましょう。
お辞儀の角度が深いほど、丁寧さを表しています。会釈は軽いお辞儀、敬礼は一般的なお辞儀、最敬礼は最も丁寧なお辞儀を意味しています。
インターンシップの場合では、一般的なお辞儀である敬礼で問題ありません。
⑤声の大きさ
小さい声でボソボソとした声では、たとえ良いことを話していても話を聞く方は、頭に入ってきません。声が小さいと覇気がない、元気ないと感じられてマイナスな印象を与えてしまいます。
人より声が小さいと感じる方や指摘される方は、インターンシップ開催前に声の大きさにも注意して練習することをおすすめします。
⑥言葉遣い
正しい言葉遣いができることも、自己紹介において大切な要素の一つです。日頃同世代の人としか関わる機会がない方や、言葉遣いに自信がない方は、これを機に基本的な言葉遣いを学習するのがおすすめ。
言葉遣いに関しては、今後の就職活動だけでなく、社会人になってからも頻繁に使うものです。
初めから完璧にできる必要はないですが、今から少しずつ覚えようとする姿勢や努力はした方が良いでしょう。
インターンシップの自己紹介で好印象を与える内容
インターンシップの自己紹介で好印象を与える内容は、以下の3つです。
- 基本情報をしっかり伝える
- 自分の興味・関心を伝える
- ユーモアさがあるとさらに良い
特に、基本情報については伝え忘れないように気を付けましょう。インターンシップの自己紹介で好印象を与える内容について、詳しく紹介します。
①基本情報をしっかり伝える
名前や大学名などの基本情報は、漏れなくしっかり伝えるようにしましょう。当たり前のことですが、緊張して話すのを忘れてしまうことが考えられます。
話す順番を頭に入れ、自己紹介で話す内容を頭に入れておけば、忘れることはないはずです。基本情報は最低限の内容なので、忘れないように気をつけましょう。
②自分の興味・関心を伝える
自分の趣味や関心なども一緒に伝えられると印象に残りやすくなります。ただ、自己紹介の制限時間が15秒しかないように短い場合は、無理に話す必要はありません。
もし30秒以上あるなら、基本情報に加えて趣味や関心も伝えられると、相手に覚えてもらいやすくなるメリットもあります。
③ユーモアさがあるとさらに良い
ユーモアさに関しては、必須ではありませんが、可能であれば自己紹介に盛り込めると良いでしょう。話を聞く人が、印象に残るひとことを入れておくことをおすすめします。
人によって捉え方はそれぞれですが、「独特な考え方だな」「この人面白いな」と思わせられるかもしれません。
例えば、自分のニックネームの由来や今活動していることで他の人がやってないような内容を話すことが挙げられます。
社員や採用担当者にも覚えてもらいやすくなるメリットがありますよ。就職活動では、学歴や選考での成績も大切ですが、人柄やカルチャーに合う人間性かどうかも見られています。
自分のキャッチフレーズを考えて、自己紹介で周りとの差別化を図れると良いでしょう。
【失敗しない】自己紹介するときの注意点
自己紹介するときの注意点は、以下の3つです。
- ネガティブな発言に気をつける
- 「えー」「あのー」などと言わない
- スラスラ話せるようにする
特にネガティブな発言はしないように注意しましょう。それぞれの内容について、詳しく紹介します。
①ネガティブな発言に気をつける
自己紹介では、ネガティブな発言は控えましょう。時間が限られているのもありますが、企業にマイナスな印象を与えてしまいます。
不安な気持ちや自信がなかったとしても、多くの人が聞く自己紹介では触れない方が無難です。自己紹介では、ポジティブで前向きな内容を終始心がけると、社員に良い印象を与えられるでしょう。
②「えー」「あのー」などと言わない
自己紹介中に「えー」「あのー」などの、無駄な言葉を言わないように注意しましょう。癖で言ってしまうようであれば、インターンシップを機に直すことをおすすめします。
インターンシップ当日に出ないように、事前に練習すると良いでしょう。また、話す内容が分からない、忘れてしまって無言になるのも避けたいところ。
準備しておいた自己紹介の内容を忘れてしまってもいいように、その時話せることを話しましょう。必ずしも事前にメモした内容通りに話せなくても大丈夫です。
自己紹介で話すべきポイントを頭に入れておき、要点を抑えれば丸暗記する必要はありません。
たとえ練習をしていても、誰でも忘れることはあります。落ち着いて、自分の話したいことを話すことを心がけてください。
③スラスラ話せるようにする
自己紹介ではスラスラ話せると、聞いている方は話の内容が残りやすくなります。いきなりスラスラ話すのは難しいと思うので、インターンシップ前に何度も自己紹介の練習をしておくと良いでしょう。
この際に、先述した表情や声の大きさ、言葉遣いなどもしっかりできているのか確認するとより良くなるのでおすすめです。
【時間別】自己紹介の例文
ここでは、「15秒の場合」「1分の場合」と分けて時間別の自己紹介を紹介します。自己紹介の仕方に悩んでいる方は、参考にしてみてください。
①15秒の場合
初めまして。◯◯大学◯◯学部3年の◯◯と申します。今回のインターンシップでは、多くのことを勉強し、今後の就職活動の参考にしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
15秒の場合のポイント
15秒はかなり限られた時間なので、そこまで難しく考える必要はありません。自分が何者で、大学で何を専攻しているのかを伝え、意欲を簡潔に伝えるだけで大丈夫です。
持ち時間が短いので、早口にならないように、落ち着いて話せるように意識しましょう。15秒の自己紹介では、必要最低限の内容を話すことを心がけると良いですよ。
②1分の場合
初めまして。〇〇大学〇〇学部3年の◯◯と申します。本日からインターンシップに参加します。大学では主に、◯◯を専攻しております。
サークルは◯◯に所属し、趣味は◯◯です。御社の事業内容やサービスに興味を持ち、大変魅力を感じております。
今回のインターンシップでは、多くのことを学び、今後の就職活動の参考にしたい思っております。お忙しいところ貴重なお時間をいただきありがとうございました。
ご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
1分の場合のポイント
1分の自己紹介では、15秒や30秒と比較すると、少し長く感じるでしょう。簡潔に話すことはもちろんですが、同時に話す内容を膨らませて充実させる必要があります。
自分の所属大学や選考内容の他に、部活やサークル、趣味、インターンシップ参加した理由に関しても話すことをおすすめします。
まとめ
インターンシップの自己紹介がうまくできれば、社員や採用担当者に好印象を与えられるでしょう。その後のインターンシップも円滑に進むので、自信がない方はうまく話せるように練習することをおすすめします。
気をつけるべき内容がいくつかあり、就職活動でも役に立つので、今からできると周りと差がつきますよ。
自己紹介で話すべき内容や注意点、時間別の自己紹介例などを参考に、好印象を与えられる自己紹介ができるように頑張ってください。
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