就活・インターンでパーマは大丈夫?適切な髪型とは?
就職活動やインターンシップを始めるにあたって、気になるポイントの一つに「髪型」があります。
「就職活動といえばみんな同じ黒スーツに同じ髪型」と揶揄されることもありますが、もちろん他の就活生と全く同じ髪型にする必要はありません。
しかし、このような揶揄が聞かれるということは、それだけ就活生の多くが髪型に気を配っているということでもあります。就職活動において、髪型が重要となるのはなぜなのでしょうか。そして、どのような髪型が好印象につながるのでしょうか。
社会人としての第一歩である就職活動やインターンの場において、気をつけたいポイントと適切な髪型についてご紹介します。
第一印象は「見た目」が決める
就職活動やインターンの場で髪型が重要と言われる理由は、髪型がその人の第一印象を大きく左右するためです。
『人は見た目が9割』というショッキングなタイトルの書籍が話題になりましたが、何かを判断する時に、人は視覚情報を大変重要な情報として処理しています。視覚情報での判断はとても短い時間で、しかも無意識に行われるとも言われています。
つまり、「見た目で判断しないようにしよう」と考えている人ですら、知らず知らずのうちに見た目で判断してしまっていることがあるということです。そのため、相手に不快感を与えない、あるいは好印象を与えるような見た目を意識することは大変重要です。
就職活動・インターンシップにおける「髪型」の重要性
就職活動中、企業の担当者と顔を合わせる機会は大変限られています。就職面接という限られた時間の中でその人を判断するにあたっては、見た目の情報が大変重要です。当然、髪型もその人の「見た目の情報」として重要な位置を占めることは想像に難くないでしょう。
インターンシップにおいては、相手と接する時間はもう少し長くなります。実際の仕事を通して好印象を育てることも可能でしょう。
しかし、それでもやはり第一印象は重要です。人は、初めて会った時に抱いた印象をずっと持ち続けるという説もあります。第一印象が良くなかった場合、それを払拭するにはそれよりもずっと長い時間をかける必要があります。逆に第一印象が良ければ、良い印象を持ち続けてもらうことはそこまで難しいことではないということです。
おさえておくべきなのは、「髪型」が顔全体の印象を左右し、その人の第一印象を作る重要なポイントであるということです。同じ人でも、髪型を変えるだけで印象がガラッと変わります。
就職活動において好印象を与える髪型を知っていれば、それだけで、それを知らない人よりも一歩先んじることができるのです。
就職活動・インターンシップで押さえておきたい髪型のポイント
それでは、良い第一印象を与える髪型とはどのような髪型なのでしょうか。具体的な髪型を紹介する前に、就職活動における「良い印象」とはどのようなものなのかを理解しておく必要があります。これは、髪型だけでなく全ての見た目・言動においても言えることです。
就職活動における「良い印象」のためおさえておきたいポイントは次の3つです。
清潔感がある
就職活動の見た目において最も重要なのは、清潔感があるということです。清潔感がある見た目は、相手に安心感や信頼感を持たせます。それだけで、「仕事ができそう」「誠実そう」という印象につなげることもできます。
しっかりと理解しておきたいのは、「清潔感がある」というのと「清潔である」というのは同じではないということです。1日に何度シャワーを浴びてシャンプーをしていても、長く散髪していない不揃いの髪型では「清潔である」とはいえても「清潔感がある」とはいえないのです。
明るい印象がある
明るくはつらつとした印象を与えることも、就職活動においては重要です。明るい印象のある人は「やる気がありそう」「物事をポジティブに受け止められそう」という印象につながります。
また、明るい人=コミュニケーション能力が高い人、というイメージもあります。
社会人経験のない学生に企業が求めるポイントは、明るく元気で、周りの人とうまくやっていけるポジティブな人材なのです。
ネガティブな印象を与えない
反対に、ネガティブな印象を与えるスタイルは絶対に避ける必要があります。
暗そう・やる気がなさそう・軽薄そうといったイメージは社会人として魅力のない人材とみなされるのと同じことです。
良い印象は話の内容や立ち振る舞いでも与えることができますが、一度与えてしまった悪い印象を覆すことは、短い時間では大変困難です。
【男女共通】就職活動・インターンシップに適切な髪型
それでは、就職活動やインターンの場で好ましい髪型はどのような髪型なのでしょうか。
まずは全ての人に当てはまるポイントから紹介します。
前髪が眉毛にかからない
長すぎる前髪は暗い印象を与えますし、髪が目にかかると表情が読みづらく「暗そう」という印象につながります。逆に前髪が目や眉にかからず顔全体が良く見えると、明るくはつらつとした印象を与えることができます。
前髪は短く切り揃えるか、サイドにながす・オールバックにするなど、自然なスタイリングで整えるようにしましょう。
耳・輪郭を出す
同様に、耳やあごなど、顔の輪郭も髪で隠さないことが大切です。耳や輪郭を隠すような髪型は、カジュアルな印象を与えます。特にスーツやオフィスカジュアルなど、きちんとした服装において、その印象はより強くなります。
場合によっては髪型だけが浮いてしまったり、不潔な印象すら与えかねないため、注意が必要です。
お辞儀をしたときに崩れない
鏡の前で完璧にスタイルを整えたとしても、動いた時に崩れてしまったら意味がありません。特に、就職活動やインターンの場では頻繁にお辞儀をします。頭を下げた時に、スタイリングが十分でないと、髪型が崩れてしまったり、髪が目や耳にかかってしまうこともあります。その度に髪を直すのはだらしない印象につながりかねませんし、話している相手の注意も逸れてしまいます。
頭を動かしても崩れないよう、スタイリング剤などを利用して整えておくことを忘れないようにしましょう。
【男性版】就職活動・インターンシップに適切な髪型
男性の場合、女性に比べて髪が短いスタイルが多いため、細かいポイントが目につきがちです。次のポイントも意識して、良い印象を目指しましょう。
襟足が襟にかからない
襟足は自分からは見えづらいため、注意が必要なポイントの一つです。清潔感を出すため、襟足は短めに揃えておくことが無難です。特に、スーツやシャツの襟に襟足がかかってしまったり、襟の位置で髪がはねてしまうと、だらしない印象となります。
普段の服装では気付かないことも多いため、事前にスーツを着用して確認しておくことをお勧めします。
過度なパーマやツーブロックなど、個性派ヘアーはNG
ここまでのポイントを全てクリアしていても、面接官にとって違和感のある髪型ではいけません。例えば、明るい髪色や過度なパーマ、ツーブロックなどの髪型はスタイルによってはカジュアルな印象を与えます。普段の服装であれば魅力的な髪型も、スーツには似合わない、ということもあります。
スーツを着用し、社会人として違和感のない見た目となっているのかをしっかりチェックしておきましょう。できれば第三者に見てもらい、意見をもらうと参考になります。
【女性版】就職活動・インターンシップに適切な髪型
女性の場合は、男性に比べ髪型の幅が広がります。自分らしさや個性を出すことも大切ですが、悪印象につながらないよう、次のポイントはおさえておきましょう。
ミディアム以上の長さはできる限りまとめる
ゴムなどを利用してまとめられるのであれば、できる限りまとめるようにしましょう。目安としては、髪でスーツの襟が見えなくなるくらいの長さがあるのであれば、まとめた方がすっきりとして清潔感のあるスタイルとなります。
髪をまとめる時は幼い印象のある2つ結びなどは避け、ポニーテールやシニョン(低めのお団子)など、1つにまとめた方が好印象です。
ピンやゴムが目立たない
髪をまとめるには、ヘアピンやゴムを活用することにになります。しかし、これらがはっきりと見えると、幼い印象やだらしない印象につながってしまいます。使用するヘアピンやゴムは光沢がなく髪色に近いものを選び、できるだけ外から見えない位置で使用することがお勧めです。
ヘアスタイルも重要な「個性」の一部
就職活動やインターンシップでは、自分の良さを相手にしっかりと伝えること、そして、相手にとって悪い印象を与えないことが大切です。
つまり、「良い個性」を相手に届け、「悪い個性」を届けないということです。
髪型や服装といった見た目の情報も、相手に伝わる「個性」の一部です。悪印象につながる見た目は避けると同時に、自分を魅力的に見せる方法を模索することも大切です。
普段の服装やメイクであれば魅力的な髪型も、スーツを着用してみると違和感を持つこともあります。就職面接やインターンシップに際しては、必ず事前に当日の服装やメイクをした上で髪型や全体の印象をチェックしてみることがお勧めです。
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