「インターンシップって参加した方がいいの?」
インターンシップに興味はあるけれど、不安に思っているという方も少なくないのではないでしょうか。
インターンシップに参加する学生は年々増加傾向にあり、就職活動の早期準備として有効な手段です。
この記事では、「インターンシップ参加までの流れ」と準備方法について詳しく解説していきます。
- インターンシップの概要
- インターンシップへ参加するメリット
- インターンシップの参加方法
- インターンシップへ参加するまでの流れ
インターンシップとは?
インターンシップとは、学生が企業で働く就業体験をすることで、実際に働くイメージを持ってもらう制度のことです。
企業によって内容は様々ですが、業務を行ったり社員と交流をしたりしながら、業務内容の理解や自分の適性について知ることができます。
そのため、インターンシップを通して志望企業や志望業界を決める学生も多いのも特徴です。
欧米ではインターンシップが盛んな制度ですが、日本でも2000年頃からインターンシップを実施する企業増加しており、年々重要度がましている仕組みと言えます。
インターンシップに参加する学生は多い
文部科学省の調査「令和元年度 大学等におけるインターンシップ実施状況について」によると、4人に1人の学生がインターンシップに参加しています。
出展:文部科学省
出展:株式会社ディスコ
学生のインターンシップ参加率は年々増加傾向にあり、2022年卒の学生の参加率は87.8%でした。
一方で、昨年の企業のインターンシップ参加率が減少しているのは、コロナの影響から実施を見送る企業も多かったことが原因です。
現在は、オンラインでインターンシップを実施する企業が増えています。
オンライン開催が増加したことで、地方に住む学生でも参加するハードルが低くなり、よりインターンシップに参加しやすい環境になっていきています。
インターンシップの種類
インターンシップにはいくつか種類があります。下記の3つの種類があります。
- 1Dayインターンシップ
- 短期インターンシップ
- 長期インターンシップ
それぞれどのような特徴があるのか紹介していきます。
自分にはどのパターンのインターンシップが合うのか、考えてみましょう。
1Dayインターンシップ
1Dayインターンシップは、半日または1日のみ実施されるインターンシップです。
多くの企業が実施している形のインターンシップで、主に企業説明などの座学や短時間のワーク、社員との座談会がほとんどです。
気軽に参加できるので、就活に向けてどんな企業や業界があるのか幅広く知りたいという方にはおすすめです。
短期インターンシップ
短期インターンシップは、2日〜1ヶ月間の短期間で実施されるインターンシップです。
企業説明や社員との座談会に加えて、グループワークや仕事体験を通して業界・企業のイメージを掴む内容になっています。
短期インターンシップは、実際の就職活動の選考につながることもあり、すでに志望する業界や企業が決まっている方は、積極的に挑戦してみると良いでしょう。
ほとんどの短期インターンシップは、参加前に選考があるので、選考に備えて準備をしておくことも大切です。
長期インターンシップ
長期インターンシップは、1ヶ月以上の長期間に渡り実施されるインターンシップです。
他のインターンシップと違い、社員と一緒に働き、給与も支払われることがほとんど。
実際に業務を行うことで、より具体的にその業界・企業で働くイメージを持つことができます。
学生のうちから働いて実務経験を積みたい!即戦力になりたい!と考えている方には長期インターンシップがおすすめです。
また、長期インターンシップの場合、働きぶりによってはそのまま内定をもらえることもあります。
長期インターンシップも選考がありますので、参加希望の方は選考に備えて準備をしておきましょう。
インターンシップに参加する3つのメリット
インターンシップで得られる経験は、就職活動を行う際に役立つことがたくさんあります。
ここではインターンシップに参加する3つのメリットを紹介していきます。
- 参加した業界・企業で働くイメージが持てる
- 就職活動での志望先選びに役立つ
- 就職活動での選考を有利に進められる可能性がある
参加した業界・企業で働くイメージが持てる
インターンシップを通して、参加した業界・企業で働くイメージが持てることはメリットの一つです。
働くイメージが持てると、将来就職活動を行う際にも業界・企業研究がスムーズに行えます。
それにより、インターンシップで得た業界・企業や業務内容への理解は就職へ活かすことができます。
就職活動での志望先選びに役立つ
インターンシップを通して、就職志望度が上がったり、これまで興味のなかった業界への志望度が上がったりする学生が多いこともインターンシップの特徴でありメリットです。
就職活動をする際、自分がどの業界・企業に向いているのか迷う学生も少なくありません。
インターンシップで業界や企業のイメージを把握できていると、将来自分がどういうことをやりたいのか、何に興味があるのかを絞りやすくなります。
そのためインターンシップの経験が、就職活動本番を迎えたときにも、志望先や自分の適正などで迷うことが少なくなると言えるでしょう。
就職活動での選考を有利に進められる可能性がある
就職活動での選考を有利に進められる可能性があることもメリットの一つです。
これは、多くの人にとって魅力的なのではないでしょうか。
インターンシップの内容次第では、選考を有利に進められることもあるようです。
特に志望業界や企業がはっきりしている人には、選考のチャンスを増やすという意味でも、インターンシップに参加しておいた方が良いと言えます。
インターンシップの参加方法
「インターンシップに興味がでてきました!でも参加するにはどうすればいいの?」
ここでは、インターンシップが行われる時期と申込みの時期、参加までのステップを紹介していきます。
インターンシップに参加するまでの期間と流れを掴んでいきましょう。
インターンシップの時期は?
インターンシップに参加する学生で最も多いのは大学3年生、修士1年生です。
また、インターンシップの時期は一般的に学生の夏休みや冬休みに合わせて行われることがほとんどです。
特にに夏休みにあたる8月、9月と冬休みの2月は企業の募集も多い傾向にあります。
インターンシップの申込み時期
インターンシップの申込み時期はインターンシップ実施の約3ヶ月ほど前から申込みを開始する企業が多いようです。
例えば、夏休みの8月にインターンシップを実施する企業の場合、5月に募集を行っているところがほとんどです。
ただし、企業によっては4月にはすでに募集を終える企業もあるため、インターンシップをしたい企業がある場合は特に、こまめに就職サイトや企業HPをチェックしておく必要があります。
志望企業がある場合は、昨年はどのようなスケジュールで行われていたのか確認しておきましょう。
インターンシップ参加までのステップ
インターンシップに参加するまでのステップを紹介していきます。
ステップ①インターンシップを行っている企業を探す
まずは、インターンシップを行っている企業を探します。
探し方としては主に4つの方法があります。
- 就職サイトで探す
- 企業HPで探す
- 大学の就職センターで探す
- OB・OGから紹介してもらう
志望業界が漠然としている場合は、就職サイトや大学の就職センターなどでたくさんの募集情報を見ながら決めていくと良いでしょう。
また、募集サイトにはインターンシップのプログラム内容や選考方法も記載されていますから、確認した上で参加したい企業を絞っていきましょう。
開催期間や開催方法(対面かオンラインか)についても確認しておきましょう。
ステップ②インターンシップにエントリーする
インターンシップに参加したい企業が決まったら、まずはエントリーを行います。
エントリーすると、自分で登録したメールアドレス宛に企業から案内が届きます。
数日以内に案内メールがくることがほとんどですから、登録したメールアドレスを確認する癖をつけておきましょう。
企業からのメールが迷惑メールに入っていることも考えられますので、届いたメールは全て確認するようにしておいた方が良いです。
インターンシップ・就職活動専用にメールアドレスを作ることもおすすめですね。
また、多くの学生は複数エントリーをしており、エントリーの段階では参加が確定していないので、興味がある企業には積極的にエントリーしましょう。
ステップ③選考を受ける
1Dayインターンシップでは選考がないものが多いですが、短期インターンや長期インターンでは選考を受けることがほとんどです。
選考では、まずエントリーシート提出します。
エントリーシートとは、志望動機や自己PRなど自分がどんな人なのか表現するもので、就職活動でも目にする機会が多いものです。
企業は、エントリーシートに記載された内容を基に選考しますので、きちんと準備した上で記入するようにしましょう。
締切直前に慌てて記入することがないよう、余裕を持って取り組むようにして下さい。
エントリーシートが通過すると、Web試験や面接、グループワークなどに進みます。
内容は企業によって異なりますが、一般的にはWeb試験の後に面接やグループワークがくることが多いです。
募集要項やエントリーした企業でインターンシップをした先輩から話を聞くなど、事前に情報収集をしてあらかじめ対策しておくことをおすすめします。
ステップ④インターンシップに参加する
選考に通過したら、いよいよインターンシップに参加です。
企業からインターンシップ参加にあたっての案内が届きますので、必ず目を通しましょう。
参加当日までに準備しておくものや参加当日の持ち物の指定があれば、準備をします。
インターンシップに向けて準備しておくべき3つのポイント
せっかくインターンシップをするなら、希望の企業でインターンをしたいですよね。
ここでは、インターンシップに向けて準備しておくべき3つのポイントを紹介しています。
希望の企業でインターンできるようにしっかり準備していきましょう。
自己分析をする
まずは、自己分析をします。
エントリーシートや面接では、自分自身のことについて深掘りして聞かることが多いです。
そのとき、きちんと自己分析できていないと表面的な答えになってしまい、選考を通過できない可能性も出てきます。
自己分析で重要なのは、過去の経験から自分の強みや弱みや自分の判断軸を明確にしていくことです。
きちんと自分のことを分析できれば、自分に向いている仕事も見つけやすくなります。
自己分析はいろんな方法があるので、自分のやりやすい方法を見つけて進めていきましょう。
自己分析とは別に、家族や友人に自分のことを聞いてみることもおすすめします。
自分では気がつかないことを発見でき、それがさらに深い自己分析に繋がるためより効果的と言えます。
エントリーシートの対策をする
インターンへの準備にはエントリーシート対策も重要です。
実際に多くの学生のインターン選考時には以下のような内容が良く聞かれていました。
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に頑張ったこと
こういった内容は、他の学生もかなり考えてきている事が多く、最適な回答をするには事前の対策が重要となります
例えば、志望動機で面接官に好印象を与えるためには「なぜその企業でなければいけないのか」を考える必要があリます。
業界の最前線で働く担当者に響く志望動機を考えるためには業界・競合他社などの企業研究は必須とであることは言うまでもありません。
業界・企業研究は将来就職活動をするときにも役立つので、インターンシップでも準備しておきましょう。
面接の対策をする
面接の対策も必要です。
面接で答える内容も重要ですが、面接時の態度も非常に重要です。
- 入退出の作法
- 姿勢良く座る
- ハキハキと話す
- 身だしなみを整える
- 笑顔を忘れない
上記は意識すれば誰でもすぐに改善できるポイントです。
面接で話す内容も重要ですが、基本的な面接でのマナーも気をつけておきましょう。
また、最近はオンラインで面接する機会も増えています。
オンライン面接の場合は、当日スムーズに行うためにも、接続方法に問題がないか事前に予行練習をしておくことをおすすめします。
インターンシップ参加当日までにやるべきこと3つ
インターンシップへ参加が決まったら、当日までにやっておくべきことがあります。
必要なものを準備する
インターンシップに参加するにあたって、企業から提出物や当日の持ち物などの案内があります。
前日に確認をすると、もしかしたら準備が間に合わないものがあるかもしれません。
連絡が来た日に内容については確認をし、前もって準備するように心がけましょう。
服装や持ち物の確認をする
事前に服装や持ち物の確認をしましょう。
特に服装については、迷う人も多いかもしれません。
企業にもよりますが、「オフィスカジュアル」とある場合はスーツで参加する方が無難です。
迷う場合はスーツが良いでしょう。
また、オンラインでの参加であっても服装は意外と見えています。
思わぬとことで印象を悪くしないよう、きちんと身だしなみを整えて参加した方が良いでしょう。
インターン当日は早めに行動しよう
集合時間に遅れることは厳禁です。
初めて行く場所であれば、迷ってしまったり、予想外に時間がかかってしまったりすることがあるかもしれません。
インターンシップの当日は、早めに行動しましょう。
万が一やむを得ない事情で遅れてしまいそうな場合は、必ず企業担当者に連絡をしましょう。
インターンシップであっても最低限のビジネスマナーを守ることが大事です。
インターンシップ参加中に心がけておきたいこと
せっかくインターンシップに参加するなら、ただ参加するだけでなく、より多くのことを吸収したいですよね。
ここでは、インターンシップに参加中、心がけておきたいことについて紹介していきます。
インターンシップの参加目的を持って参加する
「なぜインターンシップに参加するのか」、参加目的を持って参加するようにしましょう。
このインターンを通して何を得たいのか、明確にしておくことで、インターンシップを受ける姿勢も変わってきます。
インターンシップを通してどうなりたいのか、参加する前にもう一度振り返っておきましょう。
わからないこと、知りたいことは積極的に聞く
インターンシップは、実際にその企業で働くイメージを持ってもらうために実施するものです。
わからないことや知りたいことがあれば、積極的に聞くようにしましょう。
特に長期インターンなど実際に業務を行う場合は、わからないことをそのままにせず、都度確認するようにしましょう。
まとめ
インターンシップ参加までの流れや準備方法について解説しました。
流れを把握しておくことで、自分が今何をやるべきなのかが見えてきます。
自信を持ってインターンシップに望めるよう、ぜひこの情報を役立たせて下さいね。
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