【例文で使える!】インターン選考を勝ち抜く自己PRの書き方・伝え方とは?
「インターン選考の自己PRってどう書けばいいの?評価されるポイントを知りたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。
当然、人気企業のインターンであれば高倍率の選考を突破しなければならず、無条件で参加できるわけではありません。
インターン選考を勝ち抜くために重要なのが『自己PR』でライバルに差をつけることです。
そこで今回は、インターン選考を勝ち抜くために重要な『自己PR』の書き方や伝え方を評価されるポイントや例文を交えて解説していきます。
インターン選考を突破するには自己PRが重要
「就活を始める前に参加してみよう」と気軽にインターンに応募する学生が多くいます。
そのため、人気企業のインターン選考の倍率は高くなりがちで、数倍から数十倍の倍率の選考を突破しなければならないのが現状です。
高倍率の選考を突破するには、企業の目に止まる自己PRができるかが重要になります。
書類選考・面接といった選考の場で自分をアピールすることが高倍率のインターン選考を突破するカギとなるため、自己PRの方法を把握しましょう。
人事は自己PRのここを見ている!
インターン選考を突破するためには、人事が「自己PRの何を見ているのか」を知ることが大切です。
人事が自己PRで見ているポイントは主に以下の5つと言われています。
- インターンへの熱意
- 自社とのマッチング度合い
- 学生の価値観や人間性
- 簡潔で分かりやすい内容になっているか
- インターンへの目的意識
人事が自己PRを見る時のポイントを理解した上でアピールしていきましょう。
インターンへの熱意
インターン選考ではインターンに参加するにあたっての熱意を見られています。
企業側は優秀でやる気のある学生にインターンに参加してもらいたいと考えており、自己PRを通じて積極的でやる気に満ちた学生かを判断しています。
そのため、自己PRではインターンへの熱意をアピールすることが大切です。
熱意をアピールするためには自分の強みや魅力を伝えることに加え、インターンで「学びを得て成長したい」という前向きな姿勢を示すようにしましょう。
自社とのマッチング度合い
人事は自己PRを通じて学生と自社とのマッチング度合いも見ています。
自社が掲げるビジョンや求める人物像にマッチする人材かを判断するために、学生の能力や価値観を自己PRから確認していると言えるでしょう。
いくら能力が高く優秀な学生であっても、自社のビジョンや考え方に合わないと活躍するのは難しく、最悪の場合は早期離職に繋がります。
このように人事はインターン選考でも自社とのマッチング度合いを重視して学生を探しているので、受ける企業のビジョンや求める人物像などの情報を把握した上で自己PRを考えるようにしましょう。
学生の価値観や人間性
人事は自己PRを通じて学生の価値観や人間性も確認しています。
企業は自社にマッチする価値観を持っている優秀な学生を優先してインターンに参加させます。
また、職場に入って社員と同じ仕事をする場合があるため、信頼のおける人間性を持った学生を採用したいと考えるのが普通です。
学生にとっては企業の実態を把握できるためインターンのメリットは大きいですが、企業にとってはメリットだけでなく、職場に受け入れるリスクも少なからずあることは理解しておきましょう。
企業側が安心してインターンに受け入れたいと思えるような、誠実さや協調性などの人柄をアピールすることが大切です。
簡潔で分かりやすい内容になっているか
自己PRが簡潔で分かりやすい内容になっているかも人事はチェックしています。
ES・面接問わず、自己PRが簡潔で分かりやすい内容かはとても重要です。
人事は多くの学生の選考を実施しているため、周辺情報の無い相手に対しても「伝えられるか」という点を重要視します。
自己PRが分かりづらい内容であれば高い評価は得られないため、好印象を与えるためにも「自分の魅力」を分かりやすくて説得力のある内容になっているかを心掛けるようにしましょう。
インターンへの目的意識
人事は自己PRを通じてインターンへの目的意識を見ています。
人事が評価する学生は「インターンを通じて得たいこと・学びたいこと」など明確な目的を持っている学生です。
インターン先で「自分の強みを活かしたい」「自己成長を実現したい」などの目的意識を持って、積極的にアピールしていきましょう。
自己PRで押さえるべき5つのポイント
自己PRを考える際には様々な押さえるべきポイントがあり、それを意識できないとうまくアピールすることは難しくなります。
人事から評価される自己PRを考えるにあたって、押さえるべきポイントは次の5つです。
- 自己分析を行う
- 結論を先に述べ、簡潔にまとめる
- 実績ではなくプロセスが重要
- 企業とマッチした自己PRになっているか
- インターンで活かしたい自分の特徴を伝える
それぞれを解説しますので、相手に良い印象を与えるポイントを理解しておきましょう。
自己分析を行う
自己PRで押さえるべきポイントの1つ目は、自己分析を行うことです。
自分のことは分かっているつもりでも、いざ自己PRを考えると「自分の魅力」「大切にしていること」などを言語化するのは意外と難しいと感じることでしょう。
自分の「強み・弱み」や「価値観」を把握するためには自己分析は必須です。
自己分析のやり方に決まったものはありませんが、過去を振り返って「自分はどんな人間か」「強み・弱みは何か」「自分が大切にしていることは何か」など思いつくままに書き出してみることをおすすめします。
そこに共通している考え方こそ、あなたの「価値観」となるので、その点をしっかりとアピールしていきましょう。
結論を先に述べ、簡潔にまとめる
自己PRで押さえるべきポイントの2つ目は、結論を先に述べ、簡潔にまとめることです。
いくら熱意・やる気があっても、ESや面接で言いたいことが伝わらない学生の自己PRは評価されることはありません。
そのため、自己PRを考える時は必ず一番言いたいこと、つまり、結論を始めに述べることが重要です。
また、全体を簡潔にまとめることも大切ですので、自己PRは結論を先に述べて、全体を簡潔にまとめるように心掛けましょう。
上記の流れを参考に自己PRを作成してみてください。
実績ではなくプロセスが重要
自己PRで押さえるべきポイントの3つ目は、自己PRでアピールすることは実績ではなくプロセスに重きを置いているかという点です。
「自己PRは凄い実績をアピールするのでは?」とよく誤解されがちですが、それは正しくありません。
企業側が知りたいのは「何を成し遂げたのか」という実績ではなく、その実績に辿り着くまでに行動したことや工夫したプロセスです。
そのプロセスにこそ学生それぞれの特徴や人間性が垣間見えるため、企業側は学生の取組み過程を重要視しています。
「自分には凄い実績が無い」と悲観的になる必要はなく、自分が主体的に工夫したこと、行動したことをアピールすることで高評価を得られることでしょう。
企業とマッチした自己PRになっているか
自己PRで押さえるべきポイントの4つ目は、自己PRの内容がその企業とマッチしたものになっているかどうかという点です。
企業側はインターンの選考で、「自社とのマッチング度合い」を重要視しています。
そのため、応募する企業のビジョンや求める人物像を理解した上で、自己PRを考えることが大切です。
例えば、ベンチャー系企業であれば創造的なアイデアを積極的に出せる人を求めるでしょうし、大企業であれば組織の中での協調性を求められるでしょう。
企業ごとに求められることを把握した上で、それに合った自己PRを考えることが効果的なアピールに繋がります。
インターンに参加したい企業の特徴を理解して、自己PR内容を考えましょう。
インターンで活かしたい自分の特徴を伝える
自己PRで押さえるべきポイントの5つ目は、自己PRを通じてインターンで活かしたい自分の特徴を伝えることです。
インターンで活かしたい自分の特徴を伝えることで、インターン生として採用するメリットをアピールすることができます。
例えば、「いち早く企業の役に立つ戦力になるために自分の特徴である『積極的な行動力』を活かして、インターン生同士だけでなく社員に対しても積極的にコミュニケーションを図っていきたい」と伝えることで、インターンで活かせる自分の特徴をアピールすることが可能です。
自分の特徴を活かすことを考える際には、インターンプログラム把握する必要があるため、参加したい企業のプログラムを事前に調べた上で自己PRを考えましょう。
インターンの自己PRの書き方
読み手が理解しやすくて読みやすい文章を作成するには、基本的な書き方を押さえた文章にする必要があります。
インターンの自己PRの書き方のポイントは次の3つです。
- 文章構成に気をつける
- 具体的なエピソードを書く
- インターンへの意気込みも入れる
あなたの強みや特徴を分かりやすく伝えられるよう自己PRの書き方をマスターし、インターンの書類選考を勝ち抜いていきましょう。
文章構成に気をつける
インターンのESで自己PRを書く際は、文章構成に気をつける必要があります。
人気企業は大量のESが届くため、ESを読む際に1枚あたりにかける時間は多くはありません。
そのため、読みやすい文章になっていなければ評価はされず、分かりやすく読みやすい文章になっている必要があります。
具体的には「結論→理由→まとめ」という文章構成になっていることが「読まれるES」の大前提です。
自己PR文章を書く際は、
- 自分のアピールポイントを明確にする(結論)
- 次に根拠を提示(理由)
- 最後にアピールポイントをどう活かすかアピール(まとめ)
という流れにすると良いでしょう。
PREP法とは?
自己PRに限った話ではありませんが、文章を書く際は「PREP法」という手法を意識して書いてみると、読み手にとって分かりやすい文章となります。
- Point(結論):初めに結論を述べる(自分の強みは〇〇)
- Reason(理由):次にその理由を述べる(強みと言えるの根拠の説明)
- Example(具体例):理由を裏付ける具体例を示す(理由を説明するエピソード)
- Point(まとめ):最後にもう一度結論を述べる(だから、自分の強みが〇〇と結論付ける)
「PREP法」を意識をして文章作成をすることで、論理的で説得力のある内容となるので意識的に書いてみるようにしましょう。
具体的なエピソードを書く
説得力のある自己PRにするためには具体的なエピソードを示して、読み手に内容をイメージさせやすくすることが大切です。
具体的なエピソードが無い自己PRは、根拠に対する説得力が失われます。
例えば、「自分の強みは継続力です。大学時代に始めたアルバイトでは辞めずに頑張りました」という抽象的な説明であれば「本当に継続力が強み」かを把握することができません。
反対に「自分の強みは継続力です。大学から始めたアルバイトは週4日のペースで4年間継続することが出来ました」というように定量的な具体例を挙げる方が、自分のアピールポイントの説得力が増します。
自己PRには具体的なエピソードを明示することで、アピールポイントの根拠を理解してもらうようにしましょう。
インターンへの意気込みも入れる
自己PRを書く際にはインターンへ参加するにあたっての意気込みを入れるようにしましょう。
企業側は熱意があってやる気に満ちた学生に参加してもらいと考えているため、人事は学生の熱意・やる気をチェックしています。
そのため、自己PRにインターンへの意気込みを入れるのはとても効果的です。
インターンへ参加する目的を明確にし、自分の強みや特徴がインターンでどう活かせるのかをアピールすることで意気込みを伝えることができます。
自己PRを通じて自分自身の熱意・やる気を伝えることでインターンへの意気込みをアピールしていきましょう。
【使える例文を紹介!】インターンの自己PR
自己PRのポイントや書き方については理解できたと思います。
ここでは解説してきたポイントを踏まえて、実際に使える例文を2つ紹介するので確認しましょう。
例文①
私の強みは主体性を持って周りを巻き込む力がある点です。なぜなら、私は人任せにするのではなく率先して行動することができるからです。
具体的に、大学時代に所属したイベントサークルではイベント企画を担当していましたが、当初私以外の10名のイベント企画メンバーは他人任せな気持ちになっていて、イベント企画の進捗状況は思わしくありませんでした。
そのような状況の中、私が率先してメンバー全員に役割を分担して、定期的に進捗共有会議を実施することで、進捗管理ができるようなりました。加えて、メンバー全体で建設的な意見交換ができるようになりました。
こうした主体的に行動して周りを巻き込む強みを活かすことで、チームで大きなプロジェクトを進めていく貴社のインターンシップでも貢献できると考えております。
例文①では主体性と周りを巻き込む力をアピールしている自己PRです。
組織の中で自ら率先して行動した具体的なエピソードに触れられているため根拠が理解しやすい内容となっています。
また、その強みを活かすことで貢献したいと、インターンシップへの意気込みも伝えている点は良い点でしょう。
例文②
私の強みは課題分析能力です。所属していた体育会ラグビー部での取組みでこの強みを発揮しました。私の所属していたチームは個々の能力は高いメンバーが集まっていましたが、試合終盤に競り負けることが多くありました。
他のメンバーは「気合が足りない」「練習不足だ」という意識を持っていましたが、私はチームの課題を正確に抽出するために試合映像を分析して、「後半残り10分の体力の低下」が一番の原因と考えました。そこで、監督に徹底的な基礎体力作り中心の練習内容を提案して、走り負けないチーム作りを目指しました。
結果として、走り負けることは減ったことで全国大会に出場する強豪に成長することができました。私の課題分析力を活かすことで、「顧客の課題解決のためのコンサルティング」を実施する貴社のインターンシップでも貢献できると考えております。
例文②はインターンシップで実施される内容に最適な強みをチョイスしてアピールしている点が好印象です。
強みの課題分析力に説得力を持たすための具体的なエピソードも分かりやすい内容となっているので読み手もイメージしやすいと言えるでしょう。
面接を勝ち抜くための自己PRの伝え方
最後に面接を勝ち抜くための自己PRの伝え方を解説します。
面接で他の学生に差をつけるためには自己PRでアピールすることが有効的で、面接での自己PRの伝え方は主に次の3つです。
- 暗記はNG!コミュニケーションを心掛ける
- 面接であっても結論から先に述べる
- インターンへのやる気を伝える
面接でのコミュニケーションの取り方や伝え方のコツを理解してライバルに差をつけましょう。
暗記はNG!コミュニケーションを心掛ける
面接で自己PRを伝える際の注意点は、暗記をするのではなく相手とのコミュニケーションを心掛けるという点です。
面接はESと異なり、初対面の相手に口頭のみで自分の強みや特徴をアピールすることになるため、分かりやすく簡潔に伝えなければなりません。
しかし、多くの学生は「うまく伝えなければ」と思うあまり、事前に考えた自己PRを暗記して話す傾向がありますが、これはNGです。
暗記をしていると「暗記していて、自分の言葉で話していない」と人事に気づかれ、「コミュニケーション能力が低い」と思われます。
面接で自己PRを伝える場合は暗記をして挑むのではなく要点を押さえた上で自分の言葉で話すようにし、相手とのコミュニケーションを心掛けるようにしましょう。
面接であっても結論から先に述べる
自己PRを伝える時は面接でも文章と同じく、必ず結論から先に述べましょう。
面接では口頭で伝えたことが相手の記憶に残るかどうかが、とても重要になります。
要点がまとまらずに人事に「何を伝えたいのかわからない」と思われてしまうと高評価を得ることが難しいため、自己PRを伝える時は必ず結論を先に述べましょう。
文章と違って言葉が可視化されないからこそ、面接では結論を先にを相手に伝えることが一番大切と理解しておいてください。
インターンへのやる気を伝える
面接の自己PRでは、あなた自身の「熱意」や「やる気」が伝わらなければ評価には繋がりません。
淡々と自分の強みや特徴を抑揚もつけずに話をしても無機質な印象を与えるため、伝える際も相手の目を見て、会話を心掛けて話すことがおすすめです。
面接で大切なのは日々の会話と同様に、相手に対して自分の強みや特徴だけでなく「インターンに参加して〇〇という経験を積みたい!」という気持ちなので、やる気を全面に伝えると良い印象を与えます。
こうした姿勢が相手にも伝わることで、インターンに対するやる気をアピールすることに繋がることでしょう。
自己PRで差をつけて選考を勝ち抜こう!
今回は書類選考や面接といったインターン選考のあらゆる場面で問われることの多い、自己PRのポイントについて例文を交えて解説しました。
企業側の目に止まる自己PRを考えるにあたっては、「人事が自己PRで見ている点」「自己PRを考える際のポイント」「書き方・伝え方」を把握することが必要になります。
そのため、インターン選考を勝ち抜くためには今回解説した内容を参考にして『自己PR』の精度を高めることがおすすめです。
自己PRで他のライバルに差をつけて選考を勝ち抜きましょう。
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