本記事では、長期インターンに受からない人の特徴を「書類選考・ES編」と「面接編」に分けてご紹介します。
この記事を読めば、長期インターンに受からない理由がわかり、前向きな気持ちで次のインターンに挑戦できるでしょう。
長期インターンに受からないのは「あなただけ」じゃない!
「長期インターンに参加する学生は少ないから、ライバルとの差別化を図れる」と聞くと、まるで応募者数が少なくてすんなり合格できるように感じてしまう人もいます。
しかし長期インターンの倍率は「5〜20倍」といわれており、非常に幅が広いのです。これは5社の面接を受けて1社合格する人もいれば、20社受けてやっと1社合格できる人もいるといった極端な倍率。
これほど倍率に幅が生まれているのは、業界や企業規模によって難易度が大きく異なるからです。そして、たとえ倍率が5倍だったとしても5人中1人しか合格できません。
そのため「第一希望のインターンに一発で合格した」といった、落選を経験していない学生のほうが圧倒的に少ないと考えられます。なかなか長期インターンに受からないのは「あなただけじゃない」ため安心してください。
長期インターンに受からないのは自分だけではないと知ると、「ほとんどの人が落選しているなら当たって砕けろだ!たくさん応募しよう!」と数打ちゃ当たる作戦を実行する学生も少なくありません。
しかし長期インターンや就活においては、むやみやたらに応募するだけでは合格率を高められないため、各企業の面接官の心を動かせるような対策を丁寧に考えていく必要があります。
【書類選考・ES編】長期インターンに受からない人の特徴4つ
「落選したのは自分だけじゃない」と前向きな気持ちになるのは大切ですが、安心しきっているといつまで経っても長期インターンに合格できません。
ここでは、長期インターンに受からない人の特徴を「書類選考・エントリーシート(ES)編」として4つご紹介します。
- わかりやすい文章で書けていない
- 締め切りを過ぎて提出した
- 応募資格を満たしていない
- 実績が不足している(エンジニア・デザイナーの場合)
受からない特徴①:わかりやすい文章で書けていない
書類選考やESで落選した場合、わかりやすい文章で書けていなかった可能性が考えられます。スラスラ読めて内容が頭に入ってこない文章では、自分の魅力を最大限に伝えることができません。
「わかりやすい文章」とは、誰が読んでも論理的に理解できる文章といえるでしょう。そして、そんな魅力的な文章にするためには「PREP法(プレップ)」を意識して書いていくことをおすすめします。
「結論」→「理由」→「具体例」→「結論」の順で話を展開し、論理的に相手に伝える文章の型
PREP法で文章を書くと伝えたいメッセージをストレートに伝えられ、「この学生は説明をするのが上手だな」と面接官に好印象を残せます。
ただし浅い内容では、どんなにPREP法を用いて文章を作成しても意味がありません。しっかりと自己分析や企業分析をして深掘りすることが大切です。
下記の記事では「効果的な自己分析のやり方」について詳しくまとめています。気になる人はぜひ参考にしてください。
受からない特徴②:締め切りを過ぎて書類を提出した
言うまでもないことですが、書類やESの締め切りを過ぎて提出した場合はほぼ確実に落選します。スケジュール管理は、社会に出て働いていくうえで基礎中の基礎だからです。
提出期限を守っていない学生は、その時点で選考から外されるでしょう。ただでさえほかの業務と並行して採用活動を行っている面接官は多忙です。そのため「自己管理ができない学生」と見なされて、書類やESを見てもらうことすらできません。
長期インターンを複数応募する人は、必ずそれぞれの提出日をチェックして早めに行動しましょう。
スケジュール管理が苦手な人は「本当の締め切り日」よりも、数日前に「自分の中の締め切り日」を設けるとよいでしょう。自分の中の締め切り日に向けて行動すると早めに準備できるため、遅れずに書類を提出できるようになります。
受からない特徴③:応募資格を満たしていない
そもそも応募資格を満たしていない学生は落とされるケースが多いでしょう。なぜなら企業が求める人材ではない可能性が高いからです。
長期インターンの募集には、一般的な求人のように「応募資格」や「応募条件」が記載されているケースが多くあります。
たとえばエンジニア職の場合、下記のような応募条件が設けられているケースがあります。
Pythonを触った経験がある人(理系・文系は問いません)
なおスクールに通った人・独学で学んだ人など、スキルのレベルは問いません。
こうした条件に合っていないにもかかわらず応募してしまうと、「この条件に満たない学生を採用しても自社にはマッチしないな」と考えられて、書類選考の時点で足切りされてしまうケースも少なくありません。
どうしても参加したい企業の長期インターンがある場合には、応募条件を満たしていなくても直接交渉してみる価値はあります。もしかしたら熱意を買って、条件を緩めてくれるかもしれません。
受からない特徴④:実績が不足している(エンジニア・デザイナーの場合)
エンジニアやデザイナーの長期インターンを志望していた学生は、実績が不足していたために落選してしまった可能性も考えられるでしょう。
エンジニアやデザイナーのインターンでは、学生のスキルを判断するために過去に制作した成果物(ポートフォリオ)の提出を求めてくる場合があります。
そのため成果物の提出を要求されたら、自分史上最高の作品を提出しましょう。一番の成果物を提出したにもかかわらず落選した場合は、残念ながらあなたの力不足と考えられます。
【面接編】長期インターンに受からない人の特徴5つ
- 企業研究が足りていない
- 面接の練習が足りていない
- 志望動機が浅く熱意が伝わらない
- 逆質問が準備できていない
- 面接に遅刻した
受からない特徴①:企業研究が足りていない
まず企業研究が足りていないことを面接官に見抜かれて、不合格になってしまった可能性が考えられます。企業研究は「自分の熱意」や「本気度」を面接官に伝えるために非常に重要な作業工程です。
この工程を怠っていると、志望企業の事業やサービスについて深く語れないどころか、面接官からの問いにすら答えられません。
面接官は学生が自社について理解していることを前提に話を進めるため「この人は準備不足だな」と、マイナスな印象を植え付けてしまいます。その結果「うちの会社に本気でインターンに来たいわけじゃないんだな」と判断して不合格にするのです。
下記の記事では企業研究におすすめしたい本をご紹介しています。気になる人はチェックしてみてください。
受からない特徴②:面接の練習が足りていない
面接の練習不足が原因で落選するケースも少なくありません。
面接の練習が足りないと、緊張してうまく言葉が出てこなかったり噛み噛みになって言いたいことが伝わらなかったりします。加えて伝えたい内容を覚えていなければ、思い出すのに一生懸命で面接官の目をまっすぐ見られません。
また面接にふさわしい服装も練習のときに考えておくべきです。「スーツを着ていれば大丈夫でしょ」といった安易な考え方では、髪型やメイク、バッグなどの細かい部分にまで気を配れません。その結果「マナーを守れない学生」として判断されてしまいます。
長期インターンの服装については、企業から提示されている指示に従いましょう。たとえば「私服」を指定されている場合には、オフィスカジュアルな私服で参加します。私服と指示を受けているのにスーツで行くのはNGです。
受からない特徴③:志望動機が浅く熱意が伝わらない
志望動機が浅く、熱意が伝わらなかったために面接で落選した可能性もあるでしょう。
複数社の長期インターンを受けるとき、いくつもの志望動機を考えなければならず事前準備が大変ですよね。しかしどの企業にも使い回せるような志望動機は、完全にNGです。
とにかく「長期インターンにどうしても参加したいんだ!」といった強いやる気や熱意を伝えるようにしてください。
「何でも学びたい」といった受け身の姿勢だけでは好印象を与えられません。主体的に行動できることを理解してもらうために、バイタリティがあるとわかってもらえる具体的なエピソードを盛り込んでいきましょう。
受からない特徴④:逆質問が準備できていない
長期インターンの面接で逆質問に答えられなかった学生も、準備不足と判断されて不合格になってしまうかもしれません。
就活の場面でも同様ですが、「ほかになにか質問はありますか?」と面接官から逆に質問されるケースがあります。これはいわゆる「逆質問」と呼ばれ、この問いで面接官は学生の「熱意」「コミュニケーション能力」「人柄」などをチェックしています。
逆質問をされたときに質問する内容を考えていない場合、「やる気がない」と判断されてしまう可能性があるため注意しましょう。
逆質問について詳しく知りたい人は下記の記事をあわせてご覧ください。
受からない特徴⑤:面接に遅刻した
前述の書類選考の締め切りを過ぎた人と同じく、面接に遅刻した人もほぼ確実に落選します。これは100%と言っても過言ではありません。
どんなに能力があって優秀な学生でも時間を守れない場合、「採用したあとも遅刻を繰り返すかもしれない」と面接官は不安になります。加えて、ほかの学生は時間を守っているのにその人だけを特別扱いすることはできません。
もし仮に事故に遭うなど、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまった場合にはすぐに志望先の企業に電話して状況を説明しましょう。状況を理解してもらえれば面接を別日に振り替えてくれるかもしれません。
長期インターンに受からない人がやるべきこととは?
- 落ちた原因を追及・改善する
- 落ちたからといって諦めずどんどん応募する
STEP①:落ちた原因を追及・改善する
まずは落選してしまった原因を追及して問題を改善しましょう。
冒頭でもお伝えしたとおり、長期インターンには数打ちゃ当たる作戦は通用しません。もちろん複数の企業に応募するのは有効ですが、しっかりと「自分のなにがダメだったのか」を見つめ直して改善しなければ何度受けても結果は同じ。
たとえば先にご紹介した「長期インターンに受からない人の特徴」に当てはまっていたら、その部分の改善をしてから次に挑みましょう。
STEP②:落ちたからといって諦めない!どんどん応募しよう
次のステップは、諦めずにどんどん応募することです。興味がある長期インターンに落選し悲しい気持ちになるのもわかりますが、落ち込んでいても状況は変わりません。
むしろ時間は残酷にも待ってくれないため、あなたが落ち込んでいる間にライバルたちはどんどんと行動しています。
これは「落ち込むな」と言っているのではありません。ある程度気持ちが落ち着いたら、すぐに前を向いて次の企業のインターンに応募しようということです。
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長期インターンに受からなくてもプラスに考えていこう!
長期インターンを複数応募しても、ことごとく落選してしまい落ち込んでいるのはあなただけではありません。
ここは本格的な就活がはじまる前に「自分のダメな部分を直すチャンスが巡ってきたんだ」とプラスに考えてみましょう。落選する度に自分の至らぬ部分を直していけば、どんどん自分をアップデートできます。
本記事を参考に自分の問題点をあぶり出し、改善して就活本番に備えましょう。
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