「いくつかのサマーインターンに応募したけど、まさかの全落ち…つらい」と悩んでいる学生もいるでしょう。たしかに全落ちすればショックを受けるかもしれません。
しかしサマーインターンシップに全落ちしても必要以上に落ち込む必要はありません。
そこで本記事ではサマーインターンシップに全落ちした人が、内定獲得までにやるべき五つのことをご紹介します。
はじめにサマーインターンシップに全落ちしてしまう人の特徴を2つご紹介します。
それでは一つずつみていきましょう。
大手や有名企業ではインターンシップや本番の選考において、「学歴が低いから」といった理由だけで不合格にすることも珍しくありません。
なぜなら人気企業は常にたくさんの応募者がいるため、一人ひとりをじっくり見るのは困難だからです。すべての応募者に対して面接などを実施するのは現実的ではないでしょう。
学歴に自信がない人は人気の高い企業ばかりではなく、中小企業も含めて幅広くインターンシップ先を探していくのをおすすめします。
サマーインターンシップに全落ちしてしまった人は、「私ってそんなにダメなの?」と落ち込んでいることでしょう。
しかし、それほどマイナスに考える必要はありません!そもそもサマーインターンシップに応募しているということは、あなたは大学3年生以下だと思います。
まずは、大半の学生が4年生になってから就活を始めるなか、少しでも早く就活を始め、最良の企業と巡り合おうと行動を起こしていることに自信を持ちましょう。
そしてサマーインターンに全落ちした事実をしっかりと受け止め、その後適切な対策をしていけば必ず内定がもらえるようになります。
安心して今後の就活に臨んでくださいね。
ここからはなぜサマーインターンシップに全落ちしたのかを見つけるため、代表的な落選原因を3つご紹介しましょう。
サマーインターンに全落ちする3つの原因は以下のとおりです。
なおWebテストや筆記試験の結果が悪かった場合には、単純に勉強不足だったと考えられます。ここではそれ以外の原因について探っていきますので、自分自身と照らし合わせてみてください。
「自分は周りの大人から評判がいいから、面接の練習はしなくても大丈夫だろう」と高を括っている学生ほど、これらの基礎が意外とできていないことも多いのです。この点に問題がないか、今一度振り返ってみましょう。
ここからは、サマーインターンシップで全落ちした人が内定獲得の本選考までにやるべきことを5つご紹介します。
内定獲得までにやっておくべきことは、次のとおりです。
これらをクリアしていけば必ず内定にたどり着けます。一つひとつ詳しく見ていきましょう。
例えば、グループディスカッションに参加し「自分は積極的に発言したな」と手応えを感じていたのに落とされてしまったと仮定しましょう。
この場合面接官の視点から考えてみると「他人の意見を受け入れない様子が見受けられた」と捉えられてしまった可能性があります。
客観的に振り返り、まずは落ちた原因を探すことから始めてみてください。
メンタルケアも自己管理のうちです。こうした取り組みによって、本選考には新たな気持ちで臨めるでしょう。
サマーインターンに全落ちしたときは、とにかく休養が重要です。心も体もしっかりと労ってあげましょう。サマーインターンに応募するまで、いろいろと準備してきた自分自身を休ませてあげてください。
そして十分に休息を取ったあとは「内定獲得までにやるべきこと5選」を実践していきましょう。
またサマーインターンシップ以外のインターンに応募してみるのも一つの手段です。これについて詳しくみていきましょう。
サマーインターンシップを全落ちしたら、たしかに心はボロボロです。しかしそのまま落ち込み続けていては、就活の本番でも自信がなくなり良い結果にはならないでしょう。
サマーインターンシップ全落ちを「自分を見つめ直す良い機会」だと捉えてみましょう。その際には今回ご紹介した対策を徹底的に行い、自信を持って本選考に参加できるよう備えていきましょう。
サマーインターンに全落ちする人の特徴とは?
サマーインターンで全落ちする人の特徴2つ
- 倍率の高い大手企業や有名企業にしか応募していない
- 学歴が低い
1、大手・有名企業にしか応募していない
複数のサマーインターンシップに応募してもすべて落選してしまうような人は、倍率の高い大手企業や有名企業しか狙っていない可能性があります。 たとえば大手食品メーカー「明治」の2015年の内定倍率は2,750倍と高く、大手企業のインターンは高倍率だと予想ができます。 これほど高い倍率のなかで選考されるわけですから、ある意味「受からなくて当たり前」なのが大手企業のインターンの現実です。 さらに厳しいことに下記グラフ(入社予定先企業のインターンシップに参加した割合)でもわかる通り、インターンの参加学生は年々増えています。 グラフを見ると理系や文系、男女に関係なく、全体的にインターンシップに参加した学生が増えていることがわかります。 このように競争相手が増えている状況で有名企業のインターンしか応募しなければ、インターンシップに受かることは難しいでしょう。2、学歴で選考から落とされる
二つ目の特徴は、学歴が低く「学歴フィルター」にかけられていることです。学歴フィルターとは?
学生の応募が多い大手などの有名企業が選考の際に学歴で判断し足切りしてしまうことをいいます。膨大な応募者に対応しきれない企業が効率よく採用活動を行うための手法です。
サマーインターンに全落ちしても大丈夫!
インターン全落ちしたら本選考に影響するって本当?
インターンシップに応募してすべて落ちてしまうと、そのあとの本選考で不利になると思い込んでいる学生も多くいます。 しかし実際には、インターンシップの選考と本選考はまったく別物だと考えて問題ありません。 サマーインターンに落ちた原因を追求し改善できていれば、本選考のほうで内定をもらえる可能性も十分にあります。 反対に全落ちしたショックから立ち直れずに自分のダメだった部分を改善できていなければ、本選考のほうでも落選する可能性は高いでしょう。 いつまでも落ち込むのではなく、次に備えて早めに準備を進めることが大切です。サマーインターンに全落ちした3つの原因
サマーインターンに全落ちした3つの原因
- エントリーシートのエピソードが弱い
- 面接の基礎ができていない
- 適性検査で企業と合わないことがわかった
1、エントリーシートのエピソードが弱い
一つ目に考えられるのは、エントリーシート(ES)に書く「学生時代に頑張ったこと」などのエピソードが弱いことです。根拠が乏しく浅い内容では面接官の印象に残りません。 そのためオリジナリティのあるエピソードを盛り込みながら自分自身をアピールすることが大切です。たとえば「自主性」や「チームワーク」などを生かしたエピソードを伝えるのもよいでしょう。 たとえ短期間の経験でもアピール材料としては十分使えますので、エントリーシートで落とされてしまうことが多い人は、就活用のエピソード作りに力を入れてみてください。2、面接の基礎ができていない
ESは通過したものの面接で落とされてしまうことが多い人は、面接の基礎ができていない可能性を考えてみましょう。 とくにコミュニケーションに自信のある人のなかには「特別に面接対策をしなくても、しっかり受け答えはできるから問題ない」と考える人も少なくありません。 しかしインターンや本選考の面接は質問に対してテキパキ答えても、面接の基礎ができていなければ落とされる原因になります。 面接の基礎とは、具体的に次のような部分です。面接の基礎とは?
- ゆっくり大きな声と聞きやすいトーンで話す
- 姿勢や態度を礼儀正しくする
- 面接待機中の過ごし方にも気をつける など
3、適性検査で企業と合わないことがわかった
企業と学生のマッチング度を判定する適性検査を受けた結果、企業とは合わないことがわかればサマーインターンシップでも落とされてしまう可能性があります。 適性検査はその企業で働いている従業員も受けていて、そのデータをもとに作られているケースもあります。 このため適性検査を受けさせることで、学生が入社したあとに先輩社員たちとうまく人間関係を築き上げていけるかを予測できるのです。 適性検査の結果が自社と合わない学生はインターンでも採用しません。もし立て続けに適性検査で落とされてしまう場合には、業界自体を変えることも検討するとよいでしょう。サマーインターンで全落ち…内定までやるべきこと5選
内定獲得までにやるべきこと5つ
- 落ちてしまった原因を追求する
- 自己分析・企業分析を徹底的に行う
- エントリーシート・面接・試験対策を行う
- 就活に好まれるエピソード作りに励む
- メンタルをケアして気持ちを立て直す
対策1、落ちてしまった原因を追求する
まずは自分がなぜ落とされてしまったのか、その原因を追求していきます。 インターン落選の一般的な原因は先にもご紹介しましたが、自分で思い当たる節が別にあるのならそれについても対策しておく必要があります。サマーインターンで落ちる原因
- エントリーシートのエピソードが弱い
- 面接の基礎ができていない
- 適性検査で企業と合わないことがわかった
対策2、自己分析・企業分析を徹底的に行う
ESや面接において、志望動機が薄く落とされてしまった場合には、自己分析や企業分析が足りていない可能性が高いでしょう。 「自分のことは自分が一番わかっている」と思っていても、自分が想像している自分と、他人から見る自分は異なるため、ほかの人に協力してもらいながら進めることをおすすめします。 さらに自己評価よりも他人からの評価のほうが、信憑生が高く説得力があります。他人からの意見を盛り込むためにも、友人や先生などに協力してもらいながら進めていきましょう。 また企業分析はOB訪問を行うことで実際に企業で働く人から話を聞くことでさらに企業分析を深められます。対策3、エントリーシート・面接対策を行う
三つ目の対策はESや面接の対策です。これらは就職活動をするうえで必ず対策しておきましょう。 ESでは、ほかの人には真似できないような濃いエピソードがあると心強いです。加えて、「一文字一文字を丁寧に書く」「適度な余白を作る」などの視覚的な読みやすさにも気をつけてください。 また面接では、年配社員が面接官を務める場合もあります。どのような年齢の人でも聞き取りやすいように、速すぎずはっきりした口調で話せるように練習しておきましょう。対策4、就活に好まれるエピソード作りに励む
志望動機や自己PRなどで使うエピソードは、就活で好まれるような濃い内容を盛り込むことが大切です。 濃いエピソードになるような経験を作るには時間が必要ですので、本選考までの数ヶ月間を使って、できるだけ就活で使えるような体験をしておきましょう。 たとえば、地域のボランティアに参加したり短期のアルバイトに取り組み、「その経験のなかでどんな課題を見つけ、それをどのように解決したのか」を語れるようにしておきましょう。対策5、メンタルをケアして気持ちを立て直す
最後の対策は、自分自身でメンタルケアをして気持ちを立て直しておくことです。 応募したインターンシップのうち1〜2つが落ちるならまだしも、さすがに全落ちはヘコみますよね。 しかし気持ちをしっかりと切り替えることが就活では大切です。気持ちの切り替え方は人それぞれですが、以下のようなことを試してみてください。気持ちの切り替え方法
- 友人や先生、親、兄弟など気持ちを受け止めてくれる人に、今抱えている漠然とした不安や悩みなどを聞いてもらう
- カラオケで歌いまくる
- キャンプに行く
- 買い物をする
- 美味しいものをお腹いっぱい食べる
- 目覚ましをセットせずに好きなだけ寝る
- 旅行してリフレッシュする など
サマーインターンに全落ちしたときに最も重要なことはメンタルケア
別のインターンに応募してみる
気持ちの切り替えができたあとは、別のインターンに応募してみてもよいでしょう。 なにもサマーインターンシップだけがすべてではありません。企業によっては秋に行う「オータムインターン」や冬に行う「ウィンターインターン」などもあります。 また全落ちしたインターンシップがすべて同じ業界だった場合、自分の可能性を広げるためにほかの業界のインターンシップも受けてみましょう。 今まではあまり興味のなかった業界でも受ける前から「自分には合わない」と可能性を潰してしまうと大きな機会損失につながります。 職場体験をして自分に合っている業界・職場なのかを確認するためのインターンシップですから、別の業界にも積極的にチャレンジしてみるとよいでしょう。インターンシップで全落ちした経験を逆手に取ろう!
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