インターンシップで学びたいこと・学べることって何?
インターンシップに応募するときに必ずといっていいほど聞かれるのが「インターンシップで学びたいこと」といういわゆる志望動機です。応募書類にどう記入したらよいのか、面接官に聞かれたとき、どう答えたらいいのか悩むところです。
そこで今回は、「インターンシップで学べることって何?」という疑問から、実際に「インターンシップで学びたいこと」を記入するときのポイントまで、わかりやすく解説します。
インターンシップで学びたいことって何?
「インターンシップで学びたいこと」とは、就活生がインターンシップに応募するときに聞かれる可能性が高い質問です。応募書類でも記入項目に必ずある志望動機ですので、しっかり準備しておく必要があります。
インターシップで学べることって何?
応募書類で「インターンシップで学びたいこと」を記入する内容や、面接時に聞かれたときに応える内容を考える前にまず、実際にインターンシップに行くと何が学べるのかを理解しておきましょう。「インターンシップで学べること」は以下の内容になります。
企業の雰囲気を感じることができる
企業情報や口コミでは、実際の企業の雰囲気を感じることはできません。また、同じ企業でも、人によって感じ方はさまざまです。インターンシップに参加することで、自分自身で企業や職場の雰囲気を感じることができる点は、これから働く職場を決めていく中で貴重な情報になります。
また、業務内容が分かることで、実務上必要なスキルが今まで以上にわかります。企業情報やネット検索で調べる中で、必要と思われるスキルや資格について大まかにはわかっていても、実際に業務をしてみると、より明確になります。
実際に仕事をした時の感じがわかる
企業のホームページで募集における業務内容が記載されています。最近では、リクルート専用のオウンドページを作成し、先輩社員の日常業務や社内イベントなどを社員自身が掲載しているケースも多くみられます。
企業が何を求めているのかがわかる
就活生が応募希望の企業のホームページを見るときに必ずチェックするのが、企業理念やビジョンのページです。企業理念やビジョンは、企業の存在意義であり、企業の目指すべき目的になります。
自分の課題が分かる
インターンシップに参加することで、企業の雰囲気や実務、企業が何を求めているのかを感じることができます。それは同時に自分の課題を明確にすることになります。たとえば、社会人としての基本的なルール、業務上のスキル、資格、モチベーション、コミュニケーション能力などがあげられます。
応募企業で働きたいかがわかる
インターシップに参加することで、インターネット上の情報ではわからなかった、就職において最も重要なポイントである「この企業で働きたいか」という問いかけに対する答えのヒントを得ることができます。また、一企業という視点だけでなく業界や職種に対しての自分の適性を判断する材料にもなります。
企業の雰囲気を感じることができる
実際に仕事をした時の感じがわかる
企業が何を求めているのかわかる
自分の課題がわかる
応募企業で働きたいかがわかる
企業がインターンシップで学びたいことを聞く訳は?
企業がインターンシップで学びたいことを聞く訳は、結論からいうと、採用の目的である自社が欲しい人材を見極めたいからです。具体的には、学生の学びたいことと、自社のインターシッププログラムがどの程度マッチしているかを測ります。
応募の段階で、このマッチングの度合いを測ることで、自社にどのくらい興味を持っているのかを想定したいわけです。さらに、学生が自分の考えを明確に伝えることができるかどうかを確認し、表現力やコミュニケーション能力についてもみたいと考えています。
インターンシップで学びたいことはどう評価される?
インターンシップの応募において、「インターンシップで学びたいこと」は参加を希望する志望動機に当たりますので、企業担当者が最重要視する質問になります。評価基準は各企業によって異なりますが、次の3つのポインとで評価されることが予測されます。
欲しい人材であるかどうか
インターンシップの目的は就活生と企業とのマッチングを確認することです。本採用が期待できる人材とインターンシップでお互いにギャップを取り除いていきたいと考えていますので、「インターンシップで学びたいこと」の内容が欲しい人材に当てはまるかどうかは大きな評価基準となります。
意識の高さ
一般的に企業はインターンシップを本採用に向けての就業体験と位置付けていますので、「インターンシップで学びたいこと」から感じ取れる意識の高さや熱意は、入社意思の高さと考え大きな評価基準としています。
インターンシップを希望するほかの学生も意識の高さの重要性を十分に理解して「インターンシップで学びたいこと」を作成していると考えてよいでしょう。
企業研究度合
インターンシップを希望する学生で企業研究を全くしていないケースは非常にまれです。その中でも自社についてよく研究していることが分かる内容が「インターンシップで学びたいこと」に記載されていたり、面接時の会話で聞き取れたりした場合は、意識が高い学生として評価されます。
欲しい人材であるかどうか
意識の高さ
企業研究度合
インターンシップで学びたいことを書くための準備
インターシップで学べること、企業がインターンシップで学びたいことを聞く訳と評価基準について解説してきましたが、その内容をふまえてここでは「インターンシップで学びたいこと」を書くための準備を解説します。
企業情報の深堀
まず初めにやらなければならないのは、企業情報の収集です。「インターンシップで学びたいこと」は、インターンシップに応募するための志望動機や応募理由に当たるわけですから、必ず行わなければならない準備です。
参加目的を明確にする
企業情報の深堀と、インターンシッププログラムの理解がすすんできたら、自分がインターシップに参加する目的を自分の中で明確にしていきます。アイデアはひとつに絞るのではなくできるだけたくさん書きだします。ここで大切なのは自分自身の言葉で表現することです。自分自身の考えをまとめることで、よくある一般的な表現でなくなり、他の学生との差別化を図ることができます。
書き出した参加目的を分析してまとめる
参加目的をたくさん書きだしたものを似たような内容や同一の内容のものを分類してまとめていきます。多数決ではありませんが、「インターンシップで学びたいこと」を作成するための自分の考えがまとまっていくはずです。
企業情報の深掘
インターンシッププログラムの理解
参加目的を明確にする
書き出した参加目的を分析してまとめる
インターンシップで学びたいことを書くときに注意したい点
「インターンシップで学びたいこと」を書くための準備が整ったら、実際に文章を作成していきます。ここでは「インターンシップで学びたいこと」を書くときに注意したい点を紹介しましょう。
インターンシッププログラムの狙いを外さない
準備段階でインターシッププログラムの内容を理解していますので実際に記入するときにはインターシッププログラムの内容に沿って企業の狙いを外さないように注意します。インターシッププログラムは、職場体験型かコンテスト型で開催されることが多いので、開催方法も意識して作成します。
成長したいより伸ばしたいという表現のほうが適切
インターシッププログラムは限られた期間で実施されるので、「インターンシップで学びたいこと」の記載で「成長したい」は、適切ではありません。既にある自分の強みを「伸ばしたい」という表現のほうが説得力があります。
PREP法で記載する
「インターンシップで学びたいこと」を書くときには結論を先にいう、PREPを使うと、伝えたいことが明確になり熱意がこもった文章になります。PREP法とは、Point(結論)、Reason(理由)、Example(事例)、Point(結論)の順番で組み立てる方法で、「インターンシップで学びたいこと」に当てはめると以下のようになります。
- Point(結論)「インターンシップで学びたいことは~」
- Reason(理由)「その理由は~」
- Example(事例)「自分の経験、体験、考え」
- Point(結論)「インターンシップで学びたいことは~、」
最後の結論に加えて自分の強みやアッピールポイントを記入するとポジティブで熱意が伝わります。
インターンシップの狙いを外さない
成長したいではなく伸ばしたいという表現を使う
PREP法で記載する
まとめ
「インターンシップで学べること」は、企業の雰囲気や実際に仕事をした時の感じ、企業が何を求めているのか、自分の課題、応募企業で働きたいかがわかることです。その応募段階である「インターンシップで学びたいこと」を作成するプロセスを実行する事も、自分自身の就活スキルを高めることにつながりますのでしっかりと準備して作成しましょう。
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