インターンシップで交通費は支給されるの?気になる疑問を解決!
インターンシップでは交通費は支給されるのでしょうか。就職活動で企業説明会に参加するときや、採用面接で企業に訪問するときには交通費は自分で負担するケースが多いことは認識していると思いますが、企業が学生の就業体験を目的として開催するインターンシップについては交通費の支給があるのか分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インターンシップの交通費に注目して、支給されるのかという疑問を解決します。
インターンシップで交通費は支給されるの?
インターンシップでは交通費は支給されるのでしょうか。インターンシップは企業が学生の就業体験を目的としてそれぞれの企業で考えた内容で実施されます。交通費に関する考え方も企業によってばらばらで、支給するか支給しないかなどや、支給基準も企業によって決められています。
支給するか支給しないかの割合は、支給する割合が高いのが現状で、状況によって交通費の支給を考えている企業もあります。たとえば、「インインターンシップ参加者を選別して実施する場合のみ交通費を支給する」「県外からインターンシップに参加する学生に対し交通費を支給する」「特急や飛行機を利用する場合に交通費を支給する」などの決まりを設けています。
インターンシップで交通費は支給される場合
インターンシップで交通費が支給される場合は、大きく分けて以下の2つのパターンがあります。しかし、交通費の支給には、上限額や交通手段など、さまざまな条件が企業ごとに決められていますので、交通費支給の条件をしっかり確認することが必要です。
全額支給
基本的にインターンシップにかかった交通費を全額企業が支払うケースを全額負担といいます。全額支給は、インターンシップの期間が1か月以上の長期インターンで、採用されているケースがみられます。
短期インターンでも首都圏に本拠地を置く企業が全国の支店などを活用して、地方の学生が首都圏に来なくても参加できる企画として開催する「サマーインターシップ」では、交通費の全額支給を実施している企業があります。
一部支給
一部支給とは、交通費の一部を企業が負担することをいいます。たとえば、「交通費は1日1,000円を上限として支給する」などの事例があります。この場合、インターンシップ開催場所から、自宅や定期券を持っている場合はその区間までの交通費が1,000円を超えた場合自己負担が発生します。
インターンシップの交通費支給日は、インターンシップ当日におこなわれるケースと、後日支給がおこなわれるケースがあります。当日支給がおこなわれない場合は、その日は自己負担する必要があることは認識しておきましょう。
インターンシップで交通費が支給されない場合
企業がインターンシップを開催する場合、交通費を支給しないと決めている企業もあります。交通費を支給しない理由としては、企業が企画しているインターンシップの内容や開催期間と関連しているケースはまれで、企業の状況に合わせて支給するか支給しないかが決められているようです。
期間が短いインターンシップ
交通費を支給しない理由が、企業が企画しているインターンシップの内容や開催期間と関連しているケースはまれですが、一部の企業では、インターンシップの開催期間に応じて交通費を支給するか支給しないかを決めています。
たとえば、インターン期間が1週間未満の短期のインターンシップの開催において、「3日以内」「1泊2日」といった期間の規定を設けて、交通費の支給をしない条件を決めています。
給与に交通費が含まれる有給インターンシップ
インターンシップの中には交通費という名目では支給がおこなわれないケースがあります。
長期間でインターンシップを企画している企業の中には、有給でインターンシップを開催している企業があります。有給でインターンシップを開催している企業の考え方のひとつに、有給の給与の中にインターンシップにかかる交通費が含まれるという考え方があります。この場合学生は、支給された給与の中から交通費を支払っていく必要があるので、理解しておく必要があります。
交通費自体がかからないインターンシップ
インターンシップというと、インターンシップ実施場所に出向いて行って、企業担当者が企画したプログラムを他の学生と一緒に集団やグループで実施したり、単独やグループで職場体験を実施していく姿を想像しますが、近年はさまざまなプログラムが企業から提案されています。
IT企業をはじめ、リモートワークで業務をおこなうことができる業界では、「リモートインターン」といわれる、学生が自宅などでおこなうことができるインターンシップログラムを採用しています。
リモートインターンであれば、インターンシップを実施するためのオフィスや会場の必要はなく、交通費自体がかかりません。また、企業が首都圏に本拠地を置く企業であっても地方の学生がインターンシップに参加することも可能になるわけです。
インターンシップの交通費で知っておいた方が良いこと
インターンシップの交通費では知っておいた方が良く、注意しておいた方が良い、いくつかの項目があります。
交通費は公共の交通機関を使った場合
企業からの交通費の支給は、多くの場合、一般的な公共の交通機関(電車、バス、飛行機など)を利用した場合に支給されます。タクシーを使ったり、電車でもグリーン車の料金などは支給されないのが普通です。
インターンシップの実施場所に行くためには、さまざまな手段があります。交通機関を使う方法のほかにも、自転車やバイク、自家用車を使う方法も考えられます。
企業によって考え方が違いますので、いわゆる一般的な交通機関ではない方法(自転車やバイク、自家用車を使う方法)などを想定している場合は、駐車場の有無や、道路の交通ラッシュなどを考慮し、インターンシップの開始時間に必ず間に合い、実現可能かを考えたのち、企業担当者に相談しましょう。
交通費は最安値で最短ルートを提示する
企業から交通費の支給を受けるためには、自宅からインターンシップ実施場所までの交通機関使用ルートを提示するのが一般的な流れです。
インターンシップの実施場所へ行くために複数のルートが存在する場合は、最安値で最短ルートを提示するのが一般的です。交通費が最高値のルートを提示しておいて、実際には最安値のルートを利用し、交通費を浮かせて差額を稼ぐという考えはNGです。
インターンシップに参加する学生の自宅からインターンシップ実施場所までの最安値で最短ルートは、企業担当者であればすぐにわかり交通費をチェックする際にバレることは目に見えています。
交通費支給の条件を調べる
企業から交通費が支給されるからといって、無条件で支給されるケースはまれです。インターンシップは企業にとっても有意義な取り組みですが、予算は無制限にあるわけではないので、企業が学生に支給する交通費にも上限額がある場合が多いのが現状です。
他にも下記のような条件で交通費を支給している企業があります。
- 企業が選抜した学生を対象にしたインターンシップのみ交通費を支給
- 遠方の学生のみ交通費を支給
- 特急や飛行機を利用する場合に交通費を支給する
- 特急を利用した場合は自由席の金額を支給
- 在来線やバスのみ支給する(特急や飛行機分の交通費は支給しない)
- 一定の金額以上の交通費がかかる学生のみ交通費を支給
- 実際にかかった交通費ではなく一律で交通費として支給
- 学生が持っている定期券区間を除いた分の交通費を支給
- 大学の所在地からインターンシップ実施場所までの交通費を支給
このように、インターンシップを開催する企業によって、交通費支給の条件はさまざまです。交通費支給の企業を選別し、交通費が支給されるということが分かって安心していても、あとで実際の交通費支給額をみて、想定していた交通費とのギャップを感じることになるかもしれませんので交通費支給の条件をきちんと調べておきましょう。
領収書をもらっておく
交通費の支給を受けるために領収書が必要な企業もあります。とくに高額な交通費の支給を受ける場合は、領収書が必要なケースが多いので、注意が必要です。企業によっては、領収書のあて名や但し書きを指定していることもあります。領収書の提出が必要な場合で、企業から事前に案内がない場合は、インターンシップの担当者に確認しておいた方が良いでしょう。
印鑑を準備しておく
インターンシップで交通費の支給を受ける際には、印鑑を押印するケースがあるかもしれません。サインでよいケースもありますが、印鑑を携帯していく方が無難でしょう。印鑑は認印で問題ありませんが、シヤチハタ印は不可とされる場合があるので避けるべきです。
特別な事情は担当者に相談する
インターンシップの交通費に関しては、企業ごとに支給基準がまちまちなので、不明な点があったら確認が必要です。とくに、インターンシップの期間が長期にわたるプログラムの場合、交通費の金額は大きくなります。学生にとって多額の交通費を自己負担するのは困難な場合もあるでしょう。また、インターンシップの内容によっては、業務終了時間が遅くなり、タクシーなどを使うケースもあるかもしれません。そんな時はインターンシップ担当者に相談してみましょう。
宿泊費は支給されるの?
宿泊を伴うプログラムで募集されているインターンシップの場合は、企業が宿泊する施設を提供してくれるか、宿泊費が支給されるケースがほとんどですが、一般的なインターンシップは学生の宿泊について想定していないため、宿泊費は自分で負担しなければなりません。
地方に住んでいる学生が首都圏で開催されるインターンシップに参加するためには交通費だけでなく宿泊費についても考慮することが大切です。地方の学生でも参加できるように、費用の負担を考えたプランでインターンシップを企画している企業や、地方の学生に向けて地方の支店などで開催するサマーインターンシップを募集している企業を探したりすることも必要です。
宿泊を伴うプログラムで募集されているインターンシップの場合、宿泊施設はインターンシップを実施する場所の近くの宿泊場所を企業が手配してくれるか、企業によっては社員寮などを使う場合もあります。
宿泊費が支給される場合は、インターン参加者が宿泊施設を予約することになります。交通費同様上限などの条件がありますので、インターンシップを実施する場所に近い条件に合った宿泊先を選びましょう。
企業が宿泊する施設を提供してくれる場合も宿泊費が支給される場合も、交通費が支給される場合があります。
まとめ
インターンシップの交通費が支給されるかどうかは、企業によって異なります。また、交通費が支給される場合でも、交通費が全額支払われるとは限らず、支給額に上限が設けられていたり、支給基準も企業によって変わってきます。インターンシップを検討する際には交通費に関してしっかりチェックして、不明な点は企業担当者に確認しましょう。
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