キーエンスの平均年収はどのくらい？属性別に詳しく知りたい
キーエンスの平均年収はなぜ高いの？
これだけ年収が高いと仕事内容はやっぱりハードなのかな？
キーエンスの平均年収に興味がある人はこのような疑問を持っているのではないでしょうか。
結論、キーエンスの平均年収は1752万円であり、20代のうちから年収1000万円を超える数少ない企業の1つであり、職種による年収差が無いのも大きな特徴です。
ただし、自然に年収が上がるのは3年目までであり、その後は個人の業績や貢献度に応じて変動します。
また、激務だから高年収なのではなく、ファブレス経営を行い売上に対する給与の割合が大きいことでこのような高年収を実現しています。
本記事では、キーエンスの平均年収・世代別平均年収、年収が高い理由を解説するとともに、キーエンスに転職したい人におすすめな転職エージェントや対策を紹介します。
キーエンスの平均年収は1752万円！20代・各年齢層の年収を徹底比較
平均年収が高いと噂のキーエンス。平均年収は、有価証券報告書によると1752万円です。1752万円は、日本企業の中で、年収ランキング2位で高年収の企業。
続いて、キーエンスの平均年収が、年々どのように上がっているのか、推移を確認しましょう。
キーエンス｜平均年収の推移
下記のグラフは、2014年から2021年までの平均年収の推移を示したデータです。
▼キーエンスの平均年収
2014年から高水準となっていますが、毎年平均年収は増加し、2019年には、過去最高の2110万円に上昇しています。
2020年から新型コロナウイルスの影響を受けているものの、日本企業の年収ランキング2位と高年収を維持し続けています。
新卒・20代平均年収
結論から言うとキーエンスの20代平均年収は、1120万円です。
JobQの口コミ情報には、新卒でも700万円近く給与をもらえたという口コミがあり、新卒の平均年収が240万円であることを考えると、キーエンスは、新卒から、他の企業と比べて高年収がもらえます。
世代別平均年収
では、20代以外の平均年収は、各年齢層でいくらなのでしょうか。30代、40代の平均年収を見ていきましょう。
| 各年齢層 | キーエンス平均年収 |
|---|---|
| 20代 | 1120万円 |
| 30代 | 1505万円 |
| 40代 | 1866万円 |
30代では1505万円、40代では1866万円になります。キーエンスの給与は、年齢や勤続年数による多少の昇給はありますが、基本的に普段の業務成績が大きく影響します。
キーエンスは社内で年収の差が激しい？
dodaの求人を確認すると、開発・技術・事務など全ての職種で想定年収は1000万円。求人に記載されている予定年収は同様で、職種によっての年収の違いはありません。
また、給与は最初の3年間は自然と向上していきます。しかし、3年を経ると、個人の業務成績や貢献度が給与の支給額に大きく影響。そのため、各年齢層の平均年収の差は激しくありませんが、社内の勤務成績により、年収の差は激しくなります。
キーエンス｜年収が高い理由
キーエンスの平均年収が高いことには、2つの理由があります。
キーエンスの平均年収が高い理由を確認していきましょう。
①ファブレス経営による柔軟な経営
キーエンスは、企業の特徴として、工場を持たないファブレス経営を行っています。つまり、キーエンスは、製品の生産を他社に全て委託してるのです。
では、ファブレス経営には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ファブレス経営のメリット
- 初期費用を抑えられる
- 経営資源を開発に集中できる
- 市場の変化に柔軟に対応が可能
設備投資にかかった費用や償却コストを考える必要がなく、初期費用を気にせず経営を行うことが可能。もし、事業全体が伸びなかった際にも、撤退の意思決定を柔軟に行えます。
モノを生産するための設備投資が削減でき、開発に集中できます。キーエンスは、開発に集中することで、業界初の新しいモノを多く生産し、競合他社との差別化を図っているのです。
まとめると、キーエンスはコストを削減することで、企業が得た利益を多く給与に割くことができ、社員の平均年収が高水準になっています。
②売り上げを社員に多く還元している
年収が高い理由の2つ目は、キーエンスの会社理念にあります。「人件費は経費にあらず」という理念がキーエンス内にあり、普段の給与が高いだけでなく、営業利益の一定割合を年に4回の一時金と毎月の賞与によって還元しています。
キーエンスは、利益を多く社員に還元することで、社員のモチベーションを向上させ、社員が熱心に働くことを狙っています。
キーエンスの仕事は激務!?業務内容の実態
キーエンスの平均年収が高い理由については解説を行いましたが、「年収は高い分、激務でブラックなのでは？」という噂がつきものです。
実際にキーエンスは、どんなことをしている会社なのか。また、ブラックという噂の真相について説明します。
キーエンスは日本のものづくりを支える会社
キーエンスは様々な事業を行い、付加価値の高い商品で「ものづくり」を支え続けている会社です。キーエンスは、自動化に使われる機器を指すFA（ファクトリー・オートメーション）を開発・設計し、生産しています。
FAは、モノを生産する上で、コスト削減、効率化、品質を安定化に役立っています。モノを多く生産する今の時代に無くてはならない技術です。自動車・半導体・薬品など様々な分野で使われています。
キーエンスがブラックという噂は本当？
高い平均年収から、キーエンスの業務内容は、激務でブラック企業ではないかと噂されることがあります。しかし、結論から言うと、その噂は噓です。
東洋経済オンラインのキーエンスの元社員に対するインタビューでは（注1）では、朝8時～遅くて夜9時半までの労働の日もあるとのこと。しかし、休みの期間はしっかり用意されているとの回答でした。
キーエンスは、定められた時間の中で、最大の利益を追求することを社員に求めています。そのため、体力が必要な仕事ではあるが、ブラック企業ではありません。
（注1）：東洋経済オンライン
キーエンスが求める社員像3選
キーエンスは、入社難易度が高いと言われています。新入社員に対して、どのような人材を求めているのでしょうか。実際に見ていきましょう。
キーエンスに転職を果たしたい方は、自分がおすすめな人の特徴に当てはまっているのか確認しましょう。
- 高い目標を持ち続けながら働き続けられる人
- 短い時間で結果を追求できる人
- 常に会社全体のことを考えて意思決定が行える人
キーエンスの採用ホームページを見ると、「自然体のまま自分を飾ることなく面接に臨んでほしい。」との記載があり、キーエンスの社風に合っているかを重要視しています。企業側からすれば、社員に長い間勤めてほしいので、ミスマッチを防ぎたいのです。
また、キーエンスは、21時半以降は残業をなくすことを徹底しており、短い時間の中で、結果を追求する人材が求められています。
キーエンスへの転職には転職エージェントがおすすめ
転職活動を行う際に、1人で行うこともできますが、編集部は転職エージェントを活用した転職を強くおすすめします。
転職エージェントを活用した転職方法をおすすめする理由を説明します。
①業界や会社の内部情報を細かく知れる
転職エージェントは、業界や会社の内部情報について詳しく教えてくれます。業界の状態や会社の内部状況に関しては、気になる方が多いはずです。転職後に、ミスマッチを防ぐためにも、担当者とコミュニケーションを図りましょう。
転職エージェントの担当者は業界に精通しているプロばかりです。信頼されている転職エージェントを利用すれば、担当者が業界について細かいことまで教えてくれます。
②転職活動を全面的にサポートしてくれる
転職エージェントは、書類作成から内定後の給与の交渉に関しても全て行ってくれます。キーエンスへの転職を行う場合には、SPIの対策や面接対策が重要になります。
SPI対策や面接対策に集中して臨むためにも、担当者から他の部分に関してはサポートをしてもらいましょう。選考に集中すれば、転職の成功確率も上がります。
キーエンスへの転職におすすめな転職エージェント3選
キーエンスには、営業のビジネス職・エンジニア職・事務専任のS職の3つの職種があります。今回は、キーエンスに転職したい人・他の企業でもこの3つの職種に該当する企業に転職したい人に向けた、転職エージェントを紹介します。
数多くある転職エージェントの中から、編集部が厳選した3つの転職エージェントが以下の3つです。
企業を絞ってない段階では、転職エージェントを2～3コ併用することを推奨しています。しかし、キーエンスへの転職希望が確定している場合、複数の転職エージェントで同じ求人に応募すると内定を取り消しされるので注意しましょう。
①マイナビエージェント
転職活動が初めてで慣れていない、20代のキーエンス転職希望者は、サポートの質に定評のあるマイナビエージェントがおすすめ。
マイナビエージェントは、20代の転職希望者に信頼されている､実績のある転職エージェントです。マイナビエージェントの担当者は、初めて転職活動を行う人に対して親身に寄り添い、全面的にサポートしてくれます。
②doda
dodaは、20代からの満足度No.1で、20代が利用者の7割を占める転職エージェント。20代のサポートに定評がある転職エージェントなので、第二新卒や20代の転職者はdodaに登録することをおすすめです。
特に、ITやエンジニア職に強い転職エージェントで、dodaの総求人件数3分の1以上がIT・エンジニアの求人。キャリアドバイザーも業界に精通しており、具体的なアドバイスを貰えます。
③JACリクルートメント（JAC Recruitment）
JAC Recruitmentは、30～50代向けハイクラスの転職エージェント。3年連続で満足度が非常に高く、登録した転職希望者の95％以上が、他の人におすすめしたいと言っています。
求人数は、他の転職エージェントと比べて少ないものの、担当者の企業理解が深く、業界や企業を具体的に説明してくれます。他の転職エージェントと比べて、「具体的な役立つ情報を多く教えてくれた」との好評が多い転職エージェントです。
キーエンスへの転職を果たすコツ
キーエンスは、非常に転職難易度が高い企業です。キーエンスへの転職を果たすために、転職成功確率をさらに上げるコツを、2つ紹介していきます。
①SPI対策を徹底的に行う
キーエンスへの転職を行う上で、選考フローの中にSPIの実施があります。SPIでの合格点の基準は他の企業に比べて非常に高く、準備を進める必要があります。
SPIに関してもキャリアドバイザーにどれだけ点数を取れば良いのかを相談し、確実に面接へとつながるような対策を行いましょう。
②キーエンス用の面接対策を行う
キーエンスは、ミスマッチを防ぐために、純粋に思ったことを答えてほしいと採用ページでも言っており、会社の文化にマッチする新入社員を望んでいます。しかし、キーエンスに入りたい気持ちが強い方は、キーエンスが求める社員像に自分を寄せることが重要。
面接を突破する上で、面接に関しては、転職エージェントの担当者がアドバイスをくれるので、積極的に転職エージェントを頼って、面接対策を行うことが重要です。
キーエンスは年収ランキング2位の大手企業
キーエンスは、平均年収1752万円で、日本企業の年収ランキング2位のFAを生産している大手企業です。新卒で700万円近くもらうことができ、20代後半になると1000万円を超えた給与を貰えます。
また、キーエンスは、新卒採用をメインとしており、中途採用は、経験やスキルが求められます。キーエンスへの転職を目指している方は、転職エージェントを利用し、納得した転職を果たしましょう。
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