インターンシップに参加するとき、普段の自分の髪型のままで参加してもいいのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
インターンシップはあくまでもビジネスの場なので、あなたの髪型がインターンシップにふさわしいかどうか、しっかりと検討することが大切です。
そこで本記事では、人事や先輩に好印象を与える髪型について男女別に解説していきます。
- どうしてインターンシップで髪型を気にする必要があるのか
- 【男女共通】インターンシップの髪型のポイントと注意点
- 【男女別】インターンシップ参加の髪型のポイント
- インターンシップの髪型は企業によって使い分ける
どうしてインターンシップで髪型を気にする必要があるの?
インターンシップの参加で髪型に気を使うことは、とても大切です。
インターンシップにふさわしい髪型で参加した方が良い理由は、「第一印象は見た目で決まる」「インターンシップはビジネスの場である」からです。
髪型には規定があるわけではないため、「~でなければいけない」といったものはありません。しかし、髪型は、服装や表情と同じように、印象を良くするために大切な身だしなみの一つです。
それでは、髪型が重要な理由について解説していきます。
第一印象は見た目で決まる
人の第一印象は、「見た目が大切」とよく言いますよね。この根拠となるのは、メラビアンの法則です。
メラビアンの法則では、第一印象には視覚・聴覚・言語の情報が影響すると考えます。そして、その3つの情報を比率で示したものが、メラビアンの法則です。
視覚・聴覚・言語、それぞれの割合は、以下の通りです。
視覚・聴覚・言語、それぞれの割合
- 視覚情報(表情・姿勢・態度) 55%
- 聴覚情報(声のトーンや大きさ) 38%
- 言語情報(言葉の内容) 7%
参照:医療法人社団 平成医会
メラビアンの法則によると、視覚情報が最も大切なものだとわかります。
髪が顔にかかっていると、表情が見えにくく暗い印象を与えるように、髪型も視覚情報の一つです。また、インターンシップを実施する企業の中には、就職活動の一環としている企業も少なくありません。
「新入社員の髪型に関する意識と実態調査」では、新入社員の髪型が気になったことがある人事担当者は、全体の63%でした。(出典:株式会社AB&Company )
インターンシップに参加する学生は、将来社員になる可能性があるため、人事担当者が髪型をチェックしている可能性は高いです。
インターンシップでお世話になった社員は、就職活動の面接で会う可能性もあります。せっかくインターンシップに参加するのなら、良い関係を築いておいた方が有利ですよね。
インターンシップはビジネスの場
髪色やパーマなどで個性を出すことは素敵ですが、インターンシップはビジネスの場であることを心にとどめましょう。
インターンシップに関する調査では、インターンシップに参加した2021年卒者の88%は、参加日数が半日~4日以内でした。しかし、中には2週間程度や3週間以上参加した人もいました。(出典:株式会社ディスコ)
インターンシップの期間は、あなたも参加企業の社員の一員であり、2週間や3週間の長期インターンシップでは、先輩社員だけでなく、お客様と接する可能性もあります。
インターンシップに参加した企業の印象を落とさないためにも、社会人としてふさわしい髪型であることが大切です。
髪型だけでなく、基本的なビジネスマナーも大切です。
- あいさつをしっかりする
- わからないことをそのままにしない
- 時間を守る
など、インターンシップに参加するときは、社会人としての行動も大切にしてくださいね。
【男女共通】インターンシップの髪型のポイントと注意点
ここでは、インターンシップに参加するときの髪型のポイントと注意点、以下3つについて解説します。
- 基準は清潔感があるかどうか
- 髪色は落ち着いた色がベター
- おしゃれパーマは要注意
それでは順番に解説していきます。
基準は清潔感があるかどうか
今の髪型でインターンシップに参加するべきか考えるとき、「清潔感」を基準に考えることがポイントの一つです。
もしもあなたが何かを買うときに、対応した営業社員の髪型が以下のようだった場合、どう思いますか?
- 伸び放題、ぼさぼさ
- 寝癖がついている
- 脂でギトギトしている
- 酷く傷んでいる
- フケがついている
「仕事できなそう」とか、「この人から買いたくないなぁ」と思いますよね。
上記だけでなく、髪を何度も触ったり、前髪が目にかかって目が見えないなども、相手に悪印象です。
営業職などの接客に限らず、事務職などの内勤の場合も、お客様をお迎えすることがありますし、清潔感がないと「一緒に働きたい」学生と思ってもらえないです。
インターンシップであっても、社会人の一員として身だしなみを整えて、清潔感のある髪型を意識しましょう。
髪色は落ち着いた色がベター
髪の色を明るくしている場合、インターンシップでは黒やダークブラウンなどの落ち着いた色で参加することをおすすめします。
理由は、以下の2つです。
- 明るい髪色にリクルートスーツは違和感があるため
- 暗い髪色の方が、年配の人の受けが良いため
インターンシップの髪型を考える時、全体のバランスに違和感がないかどうかも考慮しましょう。黒いリクルートスーツを着た時に、明るい髪色だと違和感があるため、暗い色がおすすめです。
また、インターンシップの学生は、多くの社員から注目されています。
年配の人の中には明るい髪色を好まない人もいるため、マイナスな印象を作らないように、ナチュラルな髪色で参加しましょう。
企業によってビジネスマナーの基準はさまざま。中には髪色に自由度の高い会社もありますが、自由度の高い会社でも、金髪や赤など奇抜な色は避けた方が無難です。
おしゃれパーマは要注意
男女ともに、おしゃれのためにパーマをかけている人は注意が必要です。
パーマに対する考え方は人それぞれですが、中には「派手」「チャラチャラしている」など良くない印象を持っている人もいます。
女性が毛先のハネを直すために髪を巻くなど、おしゃれのためではなく清潔感のためならOKですが、大胆なおしゃれパーマは、先輩社員の様子を見てからが無難です。
【男性編】インターンシップ参加の髪型のポイント
男性の髪型のポイントは、以下3つです。
- 額を出して表情を見せる
- サイドと襟足は短く切る
- 長さがある場合はワックスで整える
男性の髪型のポイントは、前章で解説した通り「清潔感」があるかどうかになります。
額を出して表情を見せる
前髪が長く額が隠れていると幼い印象を受け、頼りないと思われる可能性があります。また、前髪が目にかかっていると清潔感がなくなるので、注意が必要。
前髪を上げて額を出すと、さわやかや印象に変わります。
サイドと襟足は短く切る
サイドの髪は耳にかからないようにして、襟足はYシャツにかからないように短く切りましょう。サイドや襟足を短く整えておくと、すっきりした印象です。
長さがある場合はワックスで整える
髪にある程度の長さがある人は、ワックスで整えると、きちんとした印象になります。
髪に長さのある男性がワックスを使わないと、伸ばしっぱなしのだらしない印象を受けますので、適度なワックスの使用がおすすめです。
【女性編】インターンシップ参加の髪型ポイント&長さ別おすすめの髪型
男性と比べて女性は髪のバリエーションが多く、使用するヘアアクセサリーなど悩みが多いですよね。
ここでは、「女性の髪型のポイント」「長さ別の女性におすすめの髪型」について解説します。
女性の髪型のポイント
女性がインターンシップの髪型で気をつけることは、以下の3点です。
- 前髪
- 顔周りの髪
- ヘアアクセサリー
それでは一つずつ解説します。
前髪
前髪をつくっている場合、眉毛の上まで切ってしまうと幼い印象となり、逆に目にかかっていると暗い印象です。前髪をつくるのであれば、目にかからない程度の長さがおすすめです。
前髪にある程度の長さがある人は、前髪を上げて額を見せると明るい印象、サイドに流してピンやワックスで固定すると、大人っぽい印象になります。
前髪によって印象が大きく変わるので、インターンシップを受ける企業の雰囲気に合わせましょう。
顔周りの髪
ポニーテールやハーフアップなど髪を束ねた時、顔周りの髪を少し残すと、小顔・デカ目効果があると言われていますよね。しかし、インターンシップでは顔周りの髪も全て束ねることがベター。
顔周りの髪が残っていると、「お辞儀をした時に髪が顔にかかる」「髪を直すために何度も顔周りを触る」
など清潔感に欠けてしまいます。
ヘアアクセサリー
ヘアアクセサリーは、目立たない色やデザインのものを選ぶことがポイントです。
派手な色やデザイン、大きな装飾のついたシュシュ・パレッタなどは控えましょう。色は、黒や茶色の目立たないものがおすすめです。
【長さ別】女性におすすめの髪型と注意点
ここでは、髪の長さ別(ロング・ミディアム・ショート)のおすすめの髪型と、注意点を解説します。
ロングヘアにおすすめの髪型
ロングヘアにおすすめの髪型は、ポニーテールやシニヨンです。
ポニーテールは耳の上くらいの高さで、顔周りの毛も全部束ねましょう。シニヨンは、ポニーテールをお団子のようにまとめた髪型です。
髪が長すぎる場合、ポニーテールだとお辞儀で髪が顔にかかりやすいです。シニヨンでしっかりまとめると、その心配もありません。
また、ロングヘアの場合、毛先やトップなどの傷み具合が大きいと不潔な印象を与えかねないため、注意が必要です。普段からトリートメントなどでお手入れをしっかりとしましょう。
おくれ毛がある場合もワックスで整えるなど、清潔感を保つことが大切です。
ミディアムヘアにおすすめの髪型
ミディアムヘアにおすすめの髪型は、ハーフアップです。ミディアムヘアの人がポニーテールにすると、長さが足りずに不格好になってしまうことがあります。
ハーフアップで落ち着いた印象を持たせましょう。
また、ミディアムヘアは毛先がはねやすいため、毛先がはねている時は、コテで毛先を内側に巻いて整えることがおすすめです。
ショートヘアにおすすめの髪型
ショートヘアの人におすすめの髪型は、ハーフアップや、前髪をサイドに流した髪型です。
前髪をサイトに流す時、ワックスを使ってまとめると、よりまとまりのある髪型になります。額が出ていると明るい印象を与えることも可能です。
寝癖やハネなどにも気をつけて、清潔感とまとまりのある髪型を意識しましょう。
インターンシップの髪型は企業によって変わる
インターンシップに参加する時の髪型に、正解はありません。ふさわしい髪型の基準は、業界・企業・職種などによってさまざまです。
インターンシップに参加するときの髪型をどうするかは、服装の基準に合わせることがポイントです。
ここでは、「スーツ指定の企業」「私服可の企業」について、髪型をどうするべきか解説します。
スーツ指定の企業の場合
インターンシップ参加の服装がスーツ指定の企業は、ビジネスマナーに厳しい企業の可能性が高いです。
ビジネスマナーに厳しい企業は、以下のような職種や業界に多いです。
- 銀行、証券会社などの金融業界
- 営業職など外部の人と接する職種
- 商社業界
服装と同じく髪型にもビジネスマナーを求める傾向が強いため、髪色は黒、髪が顔にかからないようにするなど、髪型にも気を配る必要があります。
私服可の企業の場合
私服可の企業では、以下の2タイプの可能性があります。
- 私服で学生の個性を見たい場合
- 学生の負担を考慮している場合
個性を見たい企業の場合は、スーツや就活のようにがっちりまとめた髪型で参加すると、個性を出せずにもったいないです。
奇抜な服装や髪型はNGですが、個性を生かした服装や髪型で参加することがおすすめ。
このような企業は、以下の様な企業や業界に多いです。
- ファッション業界
- ベンチャー企業
- 出版業界
髪型を考えることで企業研究もできて一石二鳥!
インターンシップに参加する企業にふさわしい髪型を考えることは、企業研究にも役立ちます。前章で解説したように、ふさわしい髪型の基準は、業界や企業などによって変わります。
インターンシップに参加する企業にふさわしい髪型を確認するには、企業の公式サイトを確認する方法がおすすめです。
公式サイトに掲載されている、先輩社員や内定者の髪型を参考に、企業のカラーを理解しましょう。
インターン参加前に企業の公式サイトで企業理解を深めておくと、参加する企業が自分に合っているかどうかも確認することが可能です。
企業の公式サイトで企業研究をしっかりしておくと、志望動機にも熱意や説得力が生まれて、選考にも通りやすくなるのでおすすめです。
まとめ
インターンシップに参加する時の髪型に、正解はありません。大切なことは、清潔感を持つことや、参加する企業に合った髪型で参加することです。
学生生活ではおしゃれな髪型も、ビジネスの現場では空気が読めていない髪型になりまねません。
インターンシップの参加にふさわしい髪型を意識して、良い就職活動のスタートを切ってくださいね。
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